MHL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
HDMI > MHL

MHL(モバイル・ハイデフニション・リンク、Mobile High-definition Link)は、米Silicon Image社が開発した携帯機器向けの高速映像伝送用のインターフェース規格である。

MHLは、非圧縮なまま1080p, 30fpsの動画データを3端子で伝送でき、実際には5端子を持つUSBコネクタを流用する。差動伝送技術「TMDS[1]を使用して1対の信号線により動画映像情報と音声情報を最大2.25Gbit/secで伝送する。また、差動対の片側1本により制御信号を送る。

USBコネクタを使う事で、携帯機器側にMHL専用のレセプタクルを設けずにUSB/MHLの併用とするため小型化を阻害せずに済み、同時にMHL親機からUSB本来の電源端子へ電源を供給する事が出来る。制御信号によりHDMIのCEC機能[2]のような制御の実現が可能になる。

2009年中頃には携帯電話メーカーとの協力関係による何らかの発表があると予想されている[出典 1]

2012年現在は主にスマートフォンで採用されている。MHLに対応するディスプレイや液晶ハイビジョンテレビは2012年7月現在ではまだ少なく、使用するにはHDMIに変換するアダプターを使用する必要があり、また変換アダプターに電源を接続する必要もある。HDMIに加えMHLにも対応しているディスプレイや液晶ハイビジョンテレビでは、接続にもよるが接続中にそのまま携帯電話を充電する事も出来る。

目次

技術比較 [編集]

Micro USBとMHLの端子機能の比較
信号端子 端子の機能
Micro USB MHL
No.1 電源(VBUS) 電源(USBのVBUS)
No.2 差動対(D-) 差動対(-)
No.3 差動対(D+) 差動対(+)とクロック信号
No.4 "USB OTG"のID識別 制御信号(CBUS)
No.5 接地 接地

[出典 1]

MHL 1 はテレビ側から 5V/0.5A、MHL 2 は 5V/0.9A 供給できる。

採用されている機器 [編集]

括弧のないものはスマートフォン。

MHL 1 (5ピン) [編集]

MHL 1 (11ピン) [編集]

NTTドコモが販売する「HDMI変換ケーブル SC03 (ASC59194)」、もしくは、5ピン・11ピン変換アダプタ「Samsung HDTV Adapter TIP (5 to 11 Pin Converter)」[3] などが必要。

注記 [編集]

  1. ^ TMDSはHDMI自体でも使用されている。
  2. ^ Consumer Electronics Controlの略。HDMIで接続された機器間で連携動作を可能にしている。
  3. ^ HDTV Adapter TIP (5 to 11 Pin Converter)

出典 [編集]

  1. ^ a b 根津禎著 『モバイルを目指す 次世代インターフェース 第2部』 日経エレクトロニクス2009年2月23日号 49頁

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]