MHL
MHL(モバイル・ハイデフニション・リンク、Mobile High-definition Link)は、米Silicon Image社が開発した携帯機器向けの高速映像伝送用のインターフェース規格である。
MHLは、非圧縮なまま1080p, 30fpsの動画データを3端子で伝送でき、実際には5端子を持つUSBコネクタを流用する。差動伝送技術「TMDS」[1]を使用して1対の信号線により動画映像情報と音声情報を最大2.25Gbit/secで伝送する。また、差動対の片側1本により制御信号を送る。
USBコネクタを使う事で、携帯機器側にMHL専用のレセプタクルを設けずにUSB/MHLの併用とするため小型化を阻害せずに済み、同時にMHL親機からUSB本来の電源端子へ電源を供給する事が出来る。制御信号によりHDMIのCEC機能[2]のような制御の実現が可能になる。
2009年中頃には携帯電話メーカーとの協力関係による何らかの発表があると予想されている[出典 1]。
2012年現在は主にスマートフォンで採用されている。MHLに対応するディスプレイや液晶ハイビジョンテレビは2012年7月現在ではまだ少なく、使用するにはHDMIに変換するアダプターを使用する必要があり、また変換アダプターに電源を接続する必要もある。HDMIに加えMHLにも対応しているディスプレイや液晶ハイビジョンテレビでは、接続にもよるが接続中にそのまま携帯電話を充電する事も出来る。
目次 |
技術比較 [編集]
| 信号端子 | 端子の機能 | |
| Micro USB | MHL | |
| No.1 | 電源(VBUS) | 電源(USBのVBUS) |
| No.2 | 差動対(D-) | 差動対(-) |
| No.3 | 差動対(D+) | 差動対(+)とクロック信号 |
| No.4 | "USB OTG"のID識別 | 制御信号(CBUS) |
| No.5 | 接地 | 接地 |
MHL 1 はテレビ側から 5V/0.5A、MHL 2 は 5V/0.9A 供給できる。
採用されている機器 [編集]
括弧のないものはスマートフォン。
MHL 1 (5ピン) [編集]
- サムスン電子
- HTC
- HTC EVO 3D ISW12HT
- HTC J ISW13HT
- HTC J butterfly HTL21
- INFOBAR A02
- LGエレクトロニクス
- ソニーモバイルコミュニケーションズ
- 富士通・富士通モバイルコミュニケーションズ
- シャープ
- 京セラ
- オンキヨー
- TX-NR シリーズ (アンプ)
- パイオニア
- SC-LX*6 シリーズ (アンプ)
- CD-MUV220 (カロッツェリアのSPHシリーズ用接続ケーブル)
- PlayJam
- GameStick(スティック型家庭用ゲーム機)
MHL 1 (11ピン) [編集]
NTTドコモが販売する「HDMI変換ケーブル SC03 (ASC59194)」、もしくは、5ピン・11ピン変換アダプタ「Samsung HDTV Adapter TIP (5 to 11 Pin Converter)」[3] などが必要。
注記 [編集]
- ^ TMDSはHDMI自体でも使用されている。
- ^ Consumer Electronics Controlの略。HDMIで接続された機器間で連携動作を可能にしている。
- ^ HDTV Adapter TIP (5 to 11 Pin Converter)