Everyman,everywhere

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Everyman,everywhere
GRAPEVINEEP
リリース
ジャンル ロック
レーベル ポニーキャニオン
チャート最高順位
GRAPEVINE アルバム 年表
Chronology〜a young person's guide to Grapevine〜
(2004年)
Everyman,everywhere
(2004年)
déraciné
(2005年)
テンプレートを表示

Everyman,everywhere』(エブリーマン・エブリーウェア)は、GRAPEVINEの2枚目のミニアルバムである。2004年11月17日ポニーキャニオンより発売された。

概要[編集]

  • デビューミニアルバム『覚醒』以来、2枚目となるミニアルバム。初回版のみ、2004年4月24日東京ベイNKホールで行われた、ツアー「沈黙の臓器」の追加公演と、2004年5月5日にJR京都駅ビルで行われた「沈黙の階段」より、あわせて10曲が収録されたDVD付となっている。
  • 5曲入りのミニアルバムという形になったのは、田中曰く「特別な意味合いがあるわけではないが、フルアルバムにはまだ早い。だからいつもであればシングルのタイミングであるはずだが、シングルはもうちょっと色のあるものを作りたかった。かつアルバムまで気を持たせるくらいの物足りなさの曲数で、そういうボリュームで何か作れないかなと思いまして。」とのこと。
  • 本作のレコーディングでは6曲の録音が行われたが、収録された曲は5曲となっている。収録されなかった1曲は、後に17枚目のシングル「その未来/アダバナ」に収録された「アダバナ」であることが、2005年のhotexpressでのインタビューで明らかになっている[1]
  • 本作は先着予約特典として、GRAPEVINEの3人がパーソナリティを務める架空のラジオプログラム「Hot Men's Box」が収録されたCDが配布された。

収録曲[編集]

Disc1:CD[編集]

  1. Metamorphose(作詞:田中和将/作曲:西川弘剛)
    タイトルを和訳すると「変身、変質」である。歌詞はフランツ・カフカの小説『変身』を題材としている。
  2. Reason(作詞/作曲:田中和将)
  3. Everyman,everywhere(作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
    表題曲であり、PVも作られている。ストリングスが入っているが、これは1stアルバム『退屈の花』収録の「永遠の隙間」「6/8」「愁眠」の各曲でアレンジを担当したホッピー神山によるもの。タイトルの和訳は「至る所に凡人」。
    Best of GRAPEVINE 1997-2012』ファン投票では中間順位と最終順位でそれぞれ3位に入り、フルアルバムも含めたアルバム曲の中では最高位となった。
  4. スイマー(作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
    このアルバムで最初に作られた曲。
  5. 作家の顚末(作詞/作曲:田中和将)
    読み方は「さっかのてんまつ」。

Disc2:DVD(初回盤のみ)[編集]

  1. 豚の皿
  2. SEA
  3. Paces
  4. いけすかない
  5. HEAD
  6. アンチ・ハレルヤ
  7. suffer the child
  8. ミスフライハイ
  9. Good bye my world
  10. 会いにいく

脚注[編集]