EBMAS
EBMAS エブマス | |
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別名 | Emin Boztepe Martial Arts System |
競技形式 | フリースタイル |
使用武器 | Eskrima |
発生国 | ドイツ |
発生年 | 西暦2000年 |
創始者 | Emin Boztepe |
源流 | Wing Chun |
流派 | 梁挺派 |
派生種目 | なし |
主要技術 | 小念頭、尋橋、標指、黐手、木人樁、Lat sao、Eskrima |
オリンピック競技 | なし |
EBMAS(エブマス、Emin Boztepe Martial Arts System)は、欧米を中心に広く普及している護身術及び総合格闘技の名称。世界40カ国に支部を持つ。Wing Tzunとも言う。
概要
1980年に、梁挺氏が詠春拳(Wing Tsun(ウィン ツン))をヨーロッパに普及させ、ドイツ生まれのトルコ人、エミン・ボツテペが2000年に、現代向けの戦闘に対応できるようにエスクリマやシラット、テコンドー、松濤館流空手、ムエタイ、ボクシング、トルコ式フリースタイル・レスリングを取り入れ改良した護身術および総合格闘技。別名Wing Tzunウィン ズン。
欧米にはEBMAS出身の総合格闘家もいて、近年では日本国内においても総合格闘技の選手を輩出している。
設立経緯
Wing Tsun(ウィン ツン)の指導者は、葉問(イップマン)が始めた科学的教授方法に反して、秘伝と称して正式弟子へ秘密裏に技術伝承を行い、習得に20年以上の年月と高価な費用が必要だったが、エミン・ボツテペはその悲劇を嘆き、Wing Tsun(ウィン ツン)をベースに様々な格闘技のエッセンスを融合させ、技法の全てを公開する「NO Secret」の団体「EBMAS(エブマス、Emin Boztepe Martial Arts System)」を立ち上げた。欧米の多くのWing Tsun(ウィン ツン)修業者がボツテペに共感しEBMASに参加するようになった。
立ち上げから10年経った現在、世界中に多くのインストラクターを輩出している。
経歴
エミン・ボツテペ(Emin Boztepe、ドイツ生まれの在米トルコ人)は、1976年から様々な格闘技(テコンドー、松濤館流空手、ムエタイ、ボクシング、トルコ式フリースタイル・レスリング、エスクリマ)の訓練を受けた後、Wing Tsun(ウィン ツン)を葉問の曾孫弟子にあたる梁挺の直弟子であるドイツ在住のキース・ケルンスペクトに師事する。梁挺の命令によりブルース・リーの兄弟子であったウィリアム・チョン(張 卓慶)をセミナー中に襲撃して破った経緯を持つ。
2000年にWing Tsun(ウィン ツン)をベースに様々な異種格闘技対策技術を盛り込ませ、東南アジアの武術家でRené Latosa(グランドマスター)と共に護身術及び新たなる格闘技団体「EBMAS」を完成させた。一時期FBIにEBMASを教授するため拘束されたが、現在はアメリカ国籍を取得。SWATの徒手格闘などにも採用されている。現在はハリウッド近郊に住んでいる。
技術
ヨーロッパのWing Tsun(ウィン ツン)は世界的に総合格闘技が流行する以前から総合格闘技のスタイルを視野に入れて研究、練習をしており寝技対策など独自の発展をしている。EBMASはその代表的な団体で最終目標はプロのキックボクサーを倒せるまで強くなることであり、格闘技素人でも強くなっていくシステムがある。欧米での護身術としての評価は空手や柔道、合気道、クラブ・マガより高い。一般のキックボクシングやレスリング等の格闘技からもいろいろな技術採用しており寝技やローキックなど多用することもある。 素手の護身術を学ぶWing Tzunクラスと対武器術を学ぶLat sao & Eskrimaのクラスがある。
日本におけるEBMAS事情
日本で最初にEBMASの教室を開いたのはニルスン・イエスパーである。
- 2005年:EBMAS川崎として立ち上げる。
- 2008年:ヨーシュ・ロバート氏がEBMAS東京を調布市に立ち上げる。
- 2010年:EBMAS東京はEBMAS JAPANと改名する。
- 2010年:エミン・ボツテペ初来日セミナー開催。