3G-324M

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3G-324M は、第三世代携帯電話におけるテレビ電話のための3GPP統括プロトコルである。

概要[編集]

3G-324M プロトコルは、携帯電話通信網上の2つの端末間で使われる。マルチメディアを使った会話のための統括仕様であり、3GPPに採用された。ITU-T H.324 仕様に基づいている。以下のサブプロトコルから構成される。

  • H.245 - コール制御用
  • H.223 - データパケットの多重化通信における多重化コード誤り訂正方式
  • H.324 - 特に Annexes A and C での無線環境での運用

3G-324M は回線交換網を使って、遅延が問題となる以下のような対話型のマルチメディアサービスを提供する。

3G-324M は、実際に使う回線交換網が何かは関知しない。W-CDMAでもTD-SCDMAでも容易に動作可能である。

パケット・ベースの無線通信に特有のオーバーヘッド、BER感受性、ルーティングによる遅延などのため、苦手とされている対話型マルチメディアに基づくサービスを提供するソリューションである。3G-324M では、マルチメディア通信サービスについて、一定範囲内の遅延を保証する。

コーデック[編集]

音声コーデック
ビデオコーデック
  • H.263(必須)
  • H.261(オプション)
  • MPEG-4 part 2 simple profile 1 level 0(オプション)

外部リンク[編集]