2022年インド橋崩落事故

2022年インド橋崩落事故
	橋（2008年）
	2022年インド橋崩落事故 (グジャラート州) 2022年インド橋崩落事故 (インド)
日付	2022年10月30日
時刻	18:40 （現地時間、UTC+5:30）
場所	インド; グジャラート州モルビ（英語版）
座標	北緯22度49分06秒東経70度50分34秒 / 北緯22.81833度東経70.84278度座標: 北緯22度49分06秒東経70度50分34秒 / 北緯22.81833度東経70.84278度
種別	橋の崩落事故
死者	135人以上
負傷者	180人以上

2022年インド橋崩落事故（2022ねんインドはしほうらくじこ）は、2022年 10月30日にインドのグジャラート州モルビ（英語版）で発生した、マックチュー川（英語版）に架かる吊り橋が崩落した事故である。

経緯

事故が起きたモルビ吊橋は、イギリス統治下の19世紀に建造された、事故発生時点で建造からおよそ140年以上経っていた^[1]^[2]。

2022年、地元自治体が「オレバ社」が同橋の運営・保守することを同社と契約し、橋の改修工事は8か月から12か月かけて行われる予定であった。しかし同社は7か月で工事を終了し、事故発生4日前に通行を再開させた^[2]。また同社は、適合証明書を取得しないまま吊り橋の通行を再開させたとされている^[3]。

2022年 10月30日18時40分頃（現地時間）に崩落した^[4]。橋の耐荷重は約125人分だったが、当時、橋の上には500人近くの人がいた^[5]。137人の死亡が確認され、180人以上が救助された。オレバ社は通行料を徴収していたが、改修前にはあった人数制限はしていなかったという^[2]。

翌日、橋の運営、補修工事を行ったオレバ社の関係者9人は、過失致死の疑いで逮捕された^[6]^[7]。

NDTVは複数の関係者の話から改修工事時に橋を支える古いワイヤーの一部を交換していなかったと報じた^[8]。

^ ^a ^b “インドで歩行者用つり橋が崩落、死者140人以上に”. BBC. (2022年10月31日). https://www.bbc.com/japanese/63444154 2022年11月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c “【急展開】インドつり橋崩落で9人逮捕　「改修工事」が前倒し終了…なぜ？”. khb5. (2022年11月1日) 2022年11月2日閲覧。
^ “【急展開】インドつり橋崩落で9人逮捕「改修工事」が前倒し終了…なぜ？”. テレ朝news (2022年11月1日). 2022年11月1日閲覧。
^ “インド橋崩落132人死亡川に転落、負傷者多数”. 産経ニュース (2022年10月31日). 2022年11月1日閲覧。
^ “インドの橋崩落、死者141人に　子供も56人　管理会社の9人逮捕”. 毎日新聞. (2022年11月1日) 2022年11月2日閲覧。
^ “インド橋崩落事故、9人逮捕死者137人に”. Yahoo!ニュース. 時事通信社、フランス通信社. (2022年11月1日) 2022年11月1日閲覧。
^ “インドのつり橋崩落、保守会社の従業員などを逮捕”. BBCニュース. (2022年11月1日) 2022年11月1日閲覧。
^ “古いワイヤ交換怠ったか　つり橋崩落、捜索続く―インド”. 時事ドットコム. (2022年11月1日) 2022年11月1日閲覧。
^ “インド西部歩行者用つり橋崩落これまでに132人死亡地元当局”. NHK. (2022年10月31日) 2022年11月2日閲覧。