高槻新士

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高槻新士(たかつき しんし、本名・玉津島寿彦1959年 - )は、酒と食のジャーナリスト、小説家、イラストレーター。玉地寿光(たまち ひさみつ)の別名も持っている。

略歴[編集]

香川県高松市に生まれ育つ。本名:玉津島 寿彦(たまつしま としひこ)。関西大学経済学部卒業後、同大学に勤務し、収益事業や広報担当。30歳代に広告印刷業界へ転身し、コピーライター、クリエイティブディレクター、マーケティングプランナーを経験。1995年阪神淡路大震災の折に、灘の蔵元復活にディレクターとして活動し、日本酒の伝統文化に強く共鳴。のちフリーランスとなり、日本酒や清酒のジャーナリスト、プロデューサーとして全国の酒造メーカーを取材している。40歳から日本酒文化への造形を深め、マーケティングにも取り組み、2008年から2012年まで新潟県の菊水酒造㈱に勤務。酒造り、商品企画、営業販売を担当。机上の酒論だけでなく、現場や売り場、消費についても習得し、ふたたびマルチな酒と食のジャーナリストとして活動している。

また、小説家やイラストレーターとしても活動。「心情描写家・玉地寿光(たまち ひさみつ)のイラストは、いくつかの日本酒の蔵元にも飾られている。

■ NHK文化センター、毎日文化センター、大阪府高齢者大学にて、日本酒やエッセイの講師を担当。

■ 取材と執筆作品として、「日本の心 酒 地酒蔵元会」掲載の「蔵元紀行」、日本酒連載小説「ポンバル太郎」「マチコの赤ちょうちん」を公開中。イラストレーターとしても、作品を掲載している。https://www.kuramotokai.com/novel/ponbar/show/1

■ 資格 社団法人 日本広告制作協会 認定 スペシャリスト

  社団法人 JAPAN SAKE ASSOCIATION 理事、大阪校校長 兼 マスター講師

  NPO法人 大阪府高齢者大学 講師

  国家資格 介護福祉士、国家資格 印刷営業士

■ 受賞 

  2000年 JAPAN印刷文化典 大阪大会 優秀コピー賞

  2001年 筑摩書房 太宰 治 賞 候補 小説「銀人」

  2007年 ノンフィクション小説「鶴嘴の夢」 上梓

  2014年 二十四の瞳 岬文壇エッセイ 佳作賞

  2021年 集英社  小説すばる新人賞 候補 「かばんばか」