頑皮世界野生動物園

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頑皮世界野生動物園(ワンピせかいやせいどうぶつえん)は、台湾台南市学甲区三慶里に位置する動物園である。約20ヘクタールの敷地を占めており[1]、現在南台湾で最大の野生動物園で、「南瀛百景」 の一つに選ばれたこともある[2]

頑皮世界野生動物園
頑皮世界野生動物園の入り口
施設情報
面積 20ヘクタール
開園 1994年
所在地 中華民国の旗 中華民国台湾)台南市学甲区三慶里6隣頂洲75-25号
位置 北緯23度16分44秒 東経120度12分34秒 / 北緯23.27889度 東経120.20944度 / 23.27889; 120.20944座標: 北緯23度16分44秒 東経120度12分34秒 / 北緯23.27889度 東経120.20944度 / 23.27889; 120.20944
アクセス 新営駅
公式サイト www.wanpiworldzoo.com.tw
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歴史[編集]

頑皮世界は1994年に開園し、約20ヘクタールの敷地を占めている。

2020年に三立グループ傘下の三立影城に買収された[3]

2021年、スワジランドから18頭のキリンなどの動物を購入することを計画していたが、動物保護団体や時代力量の議員である陳椒華氏などに反対された。彼らは頑皮世界の動物に対する取り扱い方に問題があると考えており、過去10年間に5頭のキリンを飼育していたが、そのうち4頭が既に死亡していると主張していた。経営チームの説明によれば、彼らがキリンを導入したいと考えた理由は、「キリン復育基地」を設立したいというものだった。最終的に、8月24日に頑皮世界は台湾の動物社会研究会、動物虐待防止協会、 動物平等促進会と共同声明を発表し、この導入計画を中止した[3]

同年9月18日、頑皮世界のウォーターパークの運営が始まり、新しい模擬生息地の動物展示エリアも観光客に公開された[4]

頑皮世界野生動物園の正門
頑皮世界のウォーターパーク

特色[編集]

現在は300種類を超える動物を飼って、主に観光、研究、保育、教育などの目的で営業している。

園内には300種類以上の動物が飼育されており、その特徴は園内のほとんどの鳥類が放し飼いされていることである。

孔雀、マガモ、黒鳥、エジプトガンなどが自由に歩き回っているのが見られる。

孔雀

また、園内には世界の両生爬虫類博物館もあり、200種類以上の両生爬虫類が展示されていると言われている。

それ以外にも色んな娯楽施設があり、様々な動物パフォーマンスもよく開催される[1]

交通[編集]

頑皮世界は台湾鉄路新営駅からタクシーで到着できる。

台湾観光地リスト[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Tourism Administration, Republic of China (Taiwan) (2008年4月30日). “Tourism Administration, Republic of China (Taiwan)-Tainan City” (ENGLISH). Tourism Administration, Republic of China (Taiwan). 2023年9月17日閲覧。
  2. ^ Mammedov, Dadaş. “南瀛百景” (中国語). www.wiki2.zh-cn.nina.az. 2023年9月17日閲覧。
  3. ^ a b 中央通訊社 (2021年8月24日). “保護長頸鹿等野生動物永續 頑皮世界終止引進 | 生活” (中国語). 中央社 CNA. 2023年9月17日閲覧。
  4. ^ 自由時報電子報 (2021年9月18日). “頑皮世界也有水樂園 中秋連假首日湧戲水人潮 - 生活 - 自由時報電子報” (中国語). news.ltn.com.tw. 2023年9月17日閲覧。

外部リンク[編集]