長項貨物駅

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長項貨物駅
駅舎(観光文化空間への改造前)
장항화물역
チャンハンファムル
Janghang Hwamul
長項 (4.2 km)
地図
所在地 忠清南道舒川郡長項邑
北緯36度0分50.38秒 東経126度41分42.79秒 / 北緯36.0139944度 東経126.6952194度 / 36.0139944; 126.6952194
所属事業者 韓国鉄道公社
駅種別 無配置簡易駅
所属路線 長項貨物線
キロ程 4.2 km
駅構造 島式2面4線
開業年月日 1930年11月1日*
廃止年月日 2021年1月12日
備考 *旧長項駅として開業。2008年1月1日に長項駅は新線上へ移設され当駅は長項貨物駅に改称。
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長項貨物駅
各種表記
ハングル 장항화물역
漢字 長項貨物驛
発音 チャンハンファムルリョク
日本語読み: ちょうこうかもつえき
英語表記: Janghang Hwamul Station
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長項貨物駅(チャンハンかもつえき)は、大韓民国忠清南道舒川郡長項邑にあった韓国鉄道公社である。

利用可能な路線[編集]

駅周辺[編集]

長項邑は日本統治時代には穀物の日本本土への積出港として、また長項精錬所の企業城下町として栄えた。群山の人々は1980年代頃まで、ソウルに行くために長項線を使ったため、渡船や駅は非常ににぎわった[1]。しかし精錬所は公害問題の末に1980年代末に閉鎖し金属加工工場だけが残り、1990年の錦江の河口堰の完成で長項港は機能が低下した[2]西海岸高速道路の完成で人の流れも変わり[1]、町はすっかり寂れている。米穀倉庫などの古い建物や街並みが多く残っていることから、街並み観光や、古い建物のギャラリーやアトリエなどへの転用やアートイベントの開催など、歴史と個性のある観光地化による再活性化が模索されている[2]

歴史[編集]

  • 1930年11月1日 - 長項駅として開業。当時は長項線の終着駅で、錦江対岸の群山駅へは渡し舟を使っていた。
  • 2008年1月1日 - 長項駅を錦江を渡る新線上へ移設。当駅は長項貨物駅に改称。
  • 2017年9月 - すべての輸送業務が終了[3]舒川郡は駅舎と土地を買い取り観光文化空間への改修を開始する。
  • 2019年5月1日 - 長項駅旧駅舎が観光文化空間として開業。改造後の駅舎には街並み探索カフェ、自転車レンタル営業所、ミュージアムなどが入った[3][2]
  • 2019年5月15日 - 貨物取扱停止[4]
  • 2021年1月12日 - 廃止[5]

隣の駅[編集]

韓国鉄道公社
長項貨物線
長項駅 - 長項貨物駅

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 이야기가 있는 소읍(小邑) 기행 전남 장흥, 충남 장항
  2. ^ a b c 【기획탐방】장항도시탐험역을 찾아서...시인 구재기와 함께하는 '舒川山河(서천산하)' 25편
  3. ^ a b 서천 장항화물역, 문화공간으로…장항도시탐험역 개관 - 연합뉴스
  4. ^ 국토교통부고시 제2019-223호, 2019년 5월 15일. (国土交通省告示第2019-223号、2019年5月15日)
  5. ^ 국토교통부 고시 제2021-11호, 2021년 1월 12일. (国土交通部告示第2021-11号、2021年1月12日)大韓民国官報第19917号 171-172ページ