西來武治

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西來 武治(にしらい たけはる、1924年5月9日[1] - 2013年6月11日)は、医事評論家、浄土真宗の僧、仏教系の電話カウンセラー。新字体西来 武治とも表記される。

生涯[編集]

北海道生まれ。龍谷大学文学部仏教学科卒。中学、高校教師をへて医事雑誌の編集に携わり、健康雑誌『ホームドクター』編集長、1982年退任。『ぴいぷる』編集長。朝日ホームドクター社取締役。1971年より海老名市の自宅で夫人のみわと「ダイヤルフレンド」を始め電話相談にのる。ヘルスプランニング西来代表取締役。1998-2002年千代田女学園中学校・高等学校長。真宗高田派住職。彰見寺衆徒[2]。2012年仏教伝道文化賞受賞。

2013年6月11日、肺癌のため死去[1]

著書[編集]

  • 『ダイヤル説法 4万人を救ったお経の名文句』学習研究社 1976
  • 『健康ことわざ事典』東京美術 1983
  • 『症状の自己診断』東京美術 1983
  • 『西来武治のダイヤル相談室 中高年の悩みQ&A』ミネルヴァ書房 OP叢書 1983
  • 『癒しに生かす経典の言葉108』春秋社 1989
  • 『電話カウンセリング41章 ダイヤルフレンド 臨床仏教学実例集』探究社 1994
  • 『生きる心のパワー』新葉館出版 2003
  • 『病気にならない人の生き方・考え方』PHP研究所 2007

共著[編集]

  • 『菩提心』西来みわ共著 保健同人社 1966
  • 『病を生きる知恵 臨床仏教学の提言 医療と仏教との接点を求めて』村田謙二,赤根祥一共著 開山堂出版 1981

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.446
  2. ^ 『病気にならない人の生き方・考え方』著者紹介