田丸公美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田丸 公美子(たまる くみこ)は、イタリア語を専門とする日本翻訳家通訳エッセイストである。

経歴[編集]

広島県出身。ノートルダム清心中学校・高等学校を経て、東京外国語大学イタリア語学科卒業。

大学在学中から来日イタリア人のガイドを務め、卒業後にはイタリア語による通訳となった。エッセイストとしても活動しており、『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』(2001年)をはじめとする著作がある。

人物[編集]

著書の題名などに見られる「シモネッタ」という自称は、「シモネッタ・ドッジ」 (Simonetta d'Oggi) を省略したものである。もともとは友人であるロシア語通訳米原万里に対して師匠の徳永晴美が命名したものであったが、米原が傑作の下ネタを連発する田丸に譲った[1]

著書[編集]

訳書[編集]


出演番組[編集]

・ラジオ 「人生“わたし”流「パーネ・アモーレ 楽しきイタリア語」通訳・翻訳家・・田丸公美子」(2010/5/8~9放送)

出典[編集]

『同時通訳の舞台裏とイタリア人的人生の楽しみ方~通訳・田丸公美子氏の話』

2010年5月21日 エムズの片割れ 2021年8月15日閲覧

対談・田丸公美子×米原万里「イタリアの男と日本の男、ここが違う!?」 - 『本の話』2005年9月号 2022年3月31日閲覧

脚注[編集]

  1. ^ 米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』文藝春秋(文春文庫)、2003年、17-18頁。