「溝渠」の版間の差分

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(相違点なし)

2006年7月14日 (金) 11:44時点における版

暗渠化され歩道として使われている用水路二ヶ領用水跡、2006年 7月10日撮影。)
暗渠化された用水路の上に残る橋桁と欄干(二ヶ領用水跡、2006年 7月10日撮影。)

暗渠あんきょ)とは、地中に埋設された河川水路のことである。対語は開渠(かいきょ)だが、単に水路と呼ばれることが多い。暗渠は、都市部において既存の水路上に道路を整備したり、農地において地中の水分を速やかに排水する目的で施工される。

道路整備を目的とした暗渠

都市部において、もともと小川程度の河川があった場所を高度利用するために、蓋がけをして、その上を自動車が通れる道路にしたり、遊歩道にする例がしばしば見られる。川がないのに欄干(らんかん、橋の側面に渡し転落を防ぐ手すり)が残っている場所があるが、これは地下に暗渠がある証拠である。

排水を目的とした暗渠

速乾性が求められる運動競技場農地などに利用することが困難な湿地地すべり地などの崩壊地などさまざまな場所で行われる。水路の素材は、有孔管(上部に集水用の穴が空いている塩化ビニールなどのパイプ)、素焼きの土管などのパイプ類などが用いられるほか、粗朶や砂利、玉石の埋め込みなども行われる。集められた水は敷地外の水路や側溝に導かれ排水される。

関連項目