毛利悠子

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毛利 悠子(もうり ゆうこ、1980年 - )は、日本現代美術家神奈川県藤沢市出身。

経歴[編集]

磁力や重力、光など、目に見えない力を感じさせるインスタレーション作品を制作する。

多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業、東京芸術大学大学院美術学部先端芸術表現科修士課程修了。

2006年エリック・サティの「ヴェクサシオン」をモチーフにした作品《vexations: c.i.p. (composition in progress)》にてトランスメディアーレ英語版・アワード銀賞、アルス・エレクトロニカ賞オノラリー・メンションを受賞。

2014年、札幌国際芸術祭、ヨコハマトリエンナーレに参加。また「フェスティバル/トーキョー」にてストラヴィンスキー春の祭典」の舞台美術を手がける。

2015年アジアン・カルチュラル・カウンシルのグランティとしてニューヨークに滞在。帰国後、日産アートアワードでグランプリを獲得。

2016年、渡英。ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムカムデン・アーツ・センター英語版にて滞在制作。滞在中にイギリスの美術誌『ArtReview英語版 Asia』表紙とインタビューを飾る。またイギリスの美術誌『Apollo Magazine英語版』の企画「40 Under 40 アジア・パシフィック アジア太平洋地域で最も影響力ある40歳以下の40人」に選出。同年、神奈川文化賞・スポーツ賞未来賞を受賞。コチ=ムジリス・ビエンナーレ英語版に参加。

2017年、個展「Pleated Image」ほかによる成果が認められ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

代表的な作品[編集]

  • Pleated Image (2016)
  • アーバン・マイニング シリーズ(2014-)
  • モレモレ:与えられた落水 (2015-)
  • From A (2015-)
  • I/O──ある作曲家の部屋 (2014)
  • サーカスの地中 (2014)
  • 鬼火 (2013-)
  • Calls (2013-)

脚注[編集]

http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2015/_STORY/151125-02-j.html

外部リンク[編集]