歌劇「竹取物語」

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歌劇「竹取物語」』(かげき たけとりものがたり)は、2014年初演の日本で製作されたオペラ[1][2]。全5景。

概要[編集]

滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの芸術監督 沼尻竜典によって作曲された。内容は日本最古の物語の『竹取物語』(かぐや姫)の話である[1]

2014年1月18日に横浜みなとみらいホールにて初演(演奏会形式)を迎えたのち[1]、2015年2月6日、7日には、ベトナムハノイオペラハウスにて世界初舞台上演もされた。

2022年には和製オペラには珍しい4会場目の公演が計画された[3]

登場人物[編集]

  • かぐや姫 (ソプラノ)
  • 翁 (バリトン)
  • 媼 (メゾソプラノ)
  • 帝 (バス・バリトン)
  • 石作皇子 (テノール)
  • 庫持皇子 (バリトン)
  • 阿倍御主人 (バリトン)
  • 大伴御行 (バリトン)
  • 石上麻呂足 (バス・バリトン)
  • 大将 (テノール)
  • 月よりの使者 (メゾソプラノ)
  • 石上麻呂足の使者 (ボーイソプラノ)
  • 職人たち (テノール、バリトン)
  • 合唱

曲目一覧[編集]

1景[編集]

  • 序奏
  • おじいさんのアリア
  • いのり
  • 発見
  • 夫婦のデュエット
  • 子守唄

2景[編集]

  • おばあさんのアリア
  • デュエットと三重奏
  • かぐや姫の出題
  • 五人の決意

3景[編集]

  • 石作皇子
  • 庫持皇子
  • 職人たち
  • 阿倍御主人
  • 阿倍御主人との四重奏
  • 大伴御行
  • 石上麻呂足の使者

4景[編集]

  • 帝のアリア
  • お忍びの間奏曲
  • 拒絶のデュエット
  • おわかりですか
  • 約束のデュエット

5景[編集]

  • おばあさんの心配
  • 月の間奏曲
  • 姫の告白
  • 走るお爺さんの間奏曲
  • 大将の号令
  • いくさだ!いくさだ!
  • 月の使者
  • 告別のアリア
  • 帝へ捧げるアリア
  • 光の環の中を
  • ぼろぼろの帝
  • エンディングコーラス

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c オペラになった竹取物語 笑い泣いて、ときめくかぐや姫:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年2月5日). 2022年6月20日閲覧。
  2. ^ 横浜みなとみらいホールで新作オペラ「竹取物語」-世界初演”. ヨコハマ経済新聞 (2014年1月15日). 2022年6月20日閲覧。
  3. ^ 和製オペラで「2人目のかぐや姫」登場 ソプラノ・幸田浩子が導く世界”. 毎日新聞 (2022年1月19日). 2022年6月20日閲覧。