根源岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

根源岩(こんげんがん)あるいは源岩(げんがん、: source rock[1]とは、石油ガスを生成した、あるいは生成する能力のある岩石である。根源岩は英語でソースロックと呼ばれ、根源岩が石油を生成した場所をキッチン・エリアと呼ぶ。有機物で調理したという意味合いである。

概要[編集]

石油やガスは、生物由来の有機物が、地下深くで地球内部の熱により、化学変化してできたものと考えられている。それらの生物は、中やにいたプランクトンであり、長い地質時間を経過して堆積岩の中で変化し、石油やガスの成分である炭化水素になった。この堆積岩が根源岩で、泥岩頁岩、あるいは石灰岩石炭層などが根源岩になり得る。オイルシェールは、分を多く含む頁岩のことで、石油が根源岩から移動できないでいるものと解釈される。

石油の生成、移動、集積を一体的に解明し、油田の場所を推定する学問は石油地質学英語版と呼ばれる。なお、石油とガスは、一連の石油システムと呼ばれる過程の中で、成因が説明される。すなわち、有機物が石油に変化し、さらに熱を受けることによりガスが生成する。ガスが主にたまった所がガス田である。さらに熱を受ければ、炭化水素も分解される。従って、受ける熱が多ければ、短い地質時間で石油が生成し、熱が少なくても、長い時間をかければ生成するとも言える。

タイプ[編集]

生物が石油へ変化する前に、ケロジェン英語版と呼ぶ有機物の集合体を経由すると考えられている。

根源岩は3つのタイプに分類される。

  • タイプI - 湖の藻を生物起源とする。
  • タイプII - 海のプランクトンを生物起源とする。
  • タイプIII - 石炭植物を生物起源とする。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会1984年、363頁。ISBN 4-8181-8401-2

関連項目[編集]