東安省

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満洲国 東安省
1939年 - 1945年
簡称:



簡体字 东安
繁体字 東安
拼音 Dōng'ān
カタカナ転記 ドンアン
国家 満洲国
行政級別
政府所在地 東安市
建置 1939年
廃止 1945年 
面積
- 総面積 41,397 km²
人口
- 総人口(1940) 51.2 万人

東安省(とうあん-しょう)は満洲国にかつて存在した省。現在の黒竜江省東部に位置する。

歴史[編集]

1939年6月1日、満洲国は北方国境の国防力強化のために三江省饒河県宝清県及び牡丹江省密山県虎林県に新たに東安省を設置、更に密山、穆棱勃利の一部に林口県を設置し5県を管轄した。

1941年1月、三江省勃利県が新たに移管され、同年9月には密山県西部に鶏寧県が新設、翌年1942年1月には省会である東安街に市制が施行され東安市が誕生し、1市6県を管轄するようになった。

1943年10月1日、間島省牡丹江省と共に統合され東満総省に改編され、東安省は廃止された。

設置[編集]

1939年6月、満洲国政府により北安省が新設される。

廃止[編集]

1943年10月、東満総省に編入される。

歴代省長[編集]

特記なき場合『世界諸国の制度・組織・人事 : 1840-2000』による[1]

脚注[編集]

  1. ^ 秦 2001, 156頁.

参考文献[編集]

  • 秦郁彦 編『世界諸国の制度・組織・人事 : 1840-2000』東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301225 

関連項目[編集]


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1939年 - 1943年
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