村上伸

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村上 伸(むらかみ ひろし、1930年5月4日[1] - 2017年11月23日)は、日本のキリスト教学者。東京女子大学名誉教授。

経歴[編集]

福島県生まれ[1]東京神学大学大学院修士課程修了、愛知県牧師。1966年から1968年まで西ドイツに留学、組織神学を専攻。1974年から1978年まで南西ドイツ福音主義教会世界宣教部研究主事。1978年東京女子大学教授、1996年定年退任、名誉教授。

2017年11月23日、死去[2]。87歳没。墓所は多磨霊園の代々木上原教会共同墓地。

著書[編集]

  • 中学科説教53週 日本基督教団出版部 1962 (教師の友文庫)
  • 西ドイツ教会事情 古くて新しい教会 新教出版社 1984.1
  • いのちへの道 新教出版社 1984.3
  • ボンヘッファー 清水書院 1991.2 (Century books)
  • いのちを望む神 今キリスト教を考える 新教出版社 1992.1
  • 荒れ野の旅に先立つ主 説教集 新教出版社 1994.12
  • あなたはどう生きるか 現代キリスト教倫理入門 新教出版社 1997.11
  • 十戒に学ぶ 日本キリスト教団出版局 2009.4 (グループスタディ12章)

共編[編集]

  • 教義学とは何か 雨宮栄一共編 日本基督教団出版局 1987.5
  • 死と生を考える ヨルダン社 1988.5
  • 激動のドイツと教会 佐々木悟史共著 新教出版社 1990.9 (新教コイノーニア)

翻訳[編集]

  • キリスト教倫理 第3 カール・バルト 新教出版社 1964 (新教新書)
  • 新約聖書神学 E.シュタウファー 日本基督教団出版部 1964
  • キリスト論 ボンヘッファー選集 第7 新教出版社 1966
  • 山上の説教 G.アイヒホルツ 日本基督教団出版局 1972
  • ボンヘッファー伝 1 E.ベートゲ 新教出版社 1973
  • イエス復活の意味 新教出版社 1974
  • 福音主義神学の展開 連帯への解放を求めて H.ゴルヴィツァー 新教出版社 1980.8 (現代神学双書)
  • 聖霊論的思考と実践 R.ボーレン 加藤常昭共訳 日本基督教団出版局 1980.11
  • ボンヘッファー獄中書簡集 E.ベートゲ 新教出版社 1988.11
  • カール・バルト説教選集 17-18 雨宮栄一,武田武長共訳 日本基督教団出版局 2000-2003
  • ボンヘッファー聖書研究 旧約編 生原優,畑祐喜共訳 新教出版社 2005.8

脚注[編集]

  1. ^ a b 『キリスト教年鑑2015年版』1017頁。
  2. ^ 【訃報】 村上伸さん(日本基督教団隠退教師、東京女子大学名誉教授) キリスト新聞社 2017年12月1日

参考文献[編集]

  • 定年退職教授 紹介 桑原武夫教授/鳥居フミ子教授/宮川実教授/村上伸教授「東京女子大学紀要論集」1996-9
  • 『キリスト教年鑑2015年版』キリスト新聞社、2015年。