木村茂 (陸軍軍人)

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木村 茂(きむら しげる、明治6年(1873年2月11日 - 1972年8月25日)は、日本の陸軍軍人歩兵将校の後主計に転じ、陸軍被服本廠長・第1師団経理部長・陸軍経理学校長を歴任する。階級は陸軍主計総監

経歴[編集]

広島県福山市に生まれる。尋常中学福山誠之館を経て、1891年(明治24年)志願兵として入営、1892年(明治25年)から陸軍士官学校(5期)に入校、1894年(明治27年)7月27日に卒業する。同年9月18日、陸軍歩兵少尉に任官される。歩兵将校として大尉迄進むが、1902年(明治35年)から経理将校を目指し陸軍経理学校に入校する。

1904年(明治37年)に卒業し改めて陸軍二等主計に任官され騎兵第1連隊附を命ぜられる。以後、陸軍経理官として累進し、1915年(大正4年)12月23日、第5師団経理部長に就任。1917年(大正6年)3月27日、陸軍一等主計正に進級する。同年10月8日、第12師団経理部長に移り、1919年(大正8年)11月1日、陸軍被服本廠長に就任する。1921年(大正10年)6月28日、陸軍主計監に進級し、同年12月13日、第1師団経理部長に補される。1923年(大正12年)10月10日、陸軍経理学校長に就任する。1926年(大正15年)3月2日、陸軍主計総監進級を以って待命となり、同3月22日予備役編入となる。

軍を退いてからは母校尋常中学福山誠之館の同窓会設立に動く。1928年(昭和3年)1月26日、同窓会設立発起人会が設けられ、同年11月3日福山誠之館同窓会会長に就任、1941年(昭和16年)9月12日まで務める。

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