岡山市立犬島自然の家

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岡山市立犬島自然の家

地図
正式名称 岡山市立犬島自然の家
所在地 日本の旗 日本
703-8153
岡山県岡山市東区犬島119-1
北緯34度33分52.24秒 東経134度5分59.27秒 / 北緯34.5645111度 東経134.0997972度 / 34.5645111; 134.0997972座標: 北緯34度33分52.24秒 東経134度5分59.27秒 / 北緯34.5645111度 東経134.0997972度 / 34.5645111; 134.0997972
設立年月日 1999年平成11年)4月18日
前身 犬島学園
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岡山市立犬島自然の家は、犬島岡山県岡山市東区犬島)にある社会教育施設[1]。旧犬島学園の跡地に建設され、1999年平成11年)4月18日に開所した[2]。豊かな自然のなかで、シーカヤックや望遠鏡による天体観測などを体験することができる[1]。また、宿泊も可能で、青少年の学習研修や個人の旅行にも使用できる[2]

施設[編集]

旧犬島小学校、中学校跡を利用した施設[3]で、最大50人まで宿泊可能である。自然・文化体験を行うための設備が整えられている。

宿泊棟[編集]

11人部屋 
和室2部屋
6人部屋 
1部屋
4人部屋 
2部屋
2人部屋 
2部屋

交流管理棟[編集]

風呂
シャワー
ロビー
天体講習室
最大80人収容可能
食堂・厨房
最大60人収容可能で、原則自炊である。厨房には調理道具があり、自炊のために利用することができる。
休憩室
くつろぎのスペースとして開放されている
宿泊部屋
2人部屋 5部屋

学習棟[編集]

現在でも旧犬島中学校跡の木造校舎を利用している。 最大30人収容可能な研修室や犬島に関する展示室がある[4]

天体観測棟[編集]

20センチメートル屈折クーデ望遠鏡や40センチメートルシュミットカセグレン反射望遠鏡、その他にも天体観測用の望遠鏡、双眼鏡があり、利用可能となっている[5]

犬島学園[編集]

犬島幼稚園[編集]

沿革は以下の通り[6]

  • 1943年昭和18年)1月-朝日村立犬島小学校付設の幼稚園として設置。
  • 1955年(昭和30年)4月-西大寺市立犬島幼稚園と改称。園児数は最多の34人となる。
  • 1969年昭和44年)2月-岡山市立犬島幼稚園と改称。
  • 1987年(昭和62年)3月-休園。
  • 1991年平成3年)3月-閉園。

犬島小学校[編集]

沿革は以下の通り[6]

  • 1901年明治34年)5月-朝日尋常小学校分教場として創立。
  • 1943年(昭和24年)4月-児童数は最多の165人となる。
  • 1941年(昭和16年)4月-犬島国民学校と改称。
  • 1947年(昭和22年)4月-朝日村立犬島小学校と改称。
  • 1955年(昭和30年)4月-西大寺市立犬島小学校と改称。
  • 1969年(昭和44年)2月-岡山市立犬島小学校と改称。
  • 1989年(平成1年)3月-休校。
  • 1991年(平成3年)- 閉校。

犬島中学校[編集]

沿革は以下の通り[6]

  • 1947年(昭和22年)3月-岡山県邑久郡幸島村、朝日村、大宮村太伯村学校組合立山南中学校分校として犬島小学校内に設立。
  • 1947年(昭和22年)4月-開校。生徒数32人。
  • 1953年(昭和28年)2月-岡山県西大寺市、朝日村、大宮村学校組合立山南中学校犬島分校と改称。
  • 1955年(昭和30年)4月-岡山県西大寺市、大宮村学校組合立山南中学校犬島分校と改称。生徒数は最多の80人となる。
  • 1956年(昭和31年)4月-西大寺市立犬島中学校となる。
  • 1969年(昭和44年)2月-岡山市立犬島中学校と改称。
  • 1991年(平成3年)3月-閉校。生徒数2人。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 犬島再発見の会 代表者 在本桂子『犬島の石 嫁ぎ先発見の旅 犬島ものがたり』犬島再発見の会、2001年、59p頁。 
  2. ^ a b 岡山市ホームページ 岡山市立犬島自然の家”. 岡山市. 2018年10月28日閲覧。
  3. ^ 犬島自然の家 Q&A”. 岡山市役所. 2018年10月28日閲覧。
  4. ^ 『わくわく体験犬島』岡山市立犬島自然の家。 
  5. ^ 岡山市立犬島自然の家”. 岡山市役所. 2018年10月28日閲覧。
  6. ^ a b c 犬島学園閉校記念事業実行委員会 編『犬島学園閉校記念誌』犬島学園閉校記念事業実行委員会、1991年、6-24頁。 

外部リンク[編集]