小西恭介

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小西 恭介(こにし きょうすけ、1885年明治18年)9月 - 没年不詳)は、台湾総督府官僚朝鮮総督府官僚。弁護士

経歴[編集]

京都府出身。1910年(明治43年)に東京帝国大学法科大学独法科を卒業し、高等文官試験に合格した[1]台湾総督府専売局事務官となり、1913年大正12年)に欧米に出張した[2]。帰国後、台湾総督府税関事務官・基隆支署長、民政部土木局庶務課長を歴任[1][3]1923年(大正12年)、朝鮮に渡って釜山府尹に転じ、さらに江原道内務部長、鉄道局参事を歴任した[1][4]1929年(昭和4年)に退官したが、1934年(昭和9年)に朝鮮総督府嘱託となり、在外朝鮮人の保護事務を担当した[3]

また弁護士を開業し、釜山製氷冷蔵株式会社常任取締役、満洲生活必需品株式会社釜山事務所長[2]、満州国消費組合専務理事を務めた[4]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『朝鮮人事興信録』朝鮮人事興信録編纂部、1935年。 
  • 人事興信所編『人事興信録 第11版(上)』人事興信所、1937年。 
  • 人事興信所編『人事興信録 第13版(上)』人事興信所、1941年。 
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版(上)』人事興信所、1943年。