小山田 (四日市市)

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小山田(おやまだ)は、三重県四日市市内の一地域。旧三重郡小山田村だった地域にあたる。

現住所表記では、山田町内山町西山町小山町六名町堂ヶ山町美里町にあたる。

歴史・概要[編集]

四日市市中部に位置する。

律令制制定以降、伊勢国三重郡の一部地域となり、近代以前は、三重郡山田村小山村六名村堂ヶ山村だった。

江戸時代には、地域内のほとんどは概ね菰野藩領であり、六名村は八田藩長島藩桑名藩天領と替わっていった。

1889年(明治22年)4月1日の市町村制制定により6か村が合併して小山田村となる。

1954年(昭和29年)3月1日に四日市市に編入される。

地域[編集]

地域内を西から東へいくつかの小河川(鎌谷川、足見川、天白川)が流れる。

地域の西部を東名阪自動車道が南北に貫くが地域内にインターチェンジはない。その少し西側で堂ヶ山町の一部を国道306号がかすめ通る。

三重県道44号宮妻峡線が地域内を東西に通り、西山町内で南北に通る三重県道140号四日市菰野大安線と交差する。

地域内は鉄道は通っていない。

山田町
小山田村成立時に大字山田となり、小山田村役場が設置された。四日市市編入時に山田町、西山町、内山町が分離した。
内山町
小山田地区の東部、扇状地・丘陵地帯の山中にあたり、ほとんどがゴルフ場となっている。大字山田の一部であったが、四日市市編入とともに大字山田から分離した。
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西山町
小山田地区の西部にあたる。以前は大字山田の一部であったが、四日市市編入とともに大字山田から分離した。
小山町
内山町のさらに西、扇状地の中腹にあたり、天白川本流の源流のある地域。小山田村成立時に小山田村の大字となり、四日市市編入時に小山町となった。
六名町
小山田地域の南部に位置する。小山田村成立時に小山田村の大字となり、四日市市編入時に六名町となった。
堂ヶ山町
小山田地区の西部にあたる。小山田村成立時に小山田村の大字となり、四日市市編入時に堂ヶ山町となった。
美里町
大字堂ヶ山の一部であったが、四日市市編入とともに大字堂ヶ山から分離した。戦後、開拓によって形成された町であるが、ほとんどが農地である。

外部リンク[編集]