宮脇修一

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宮脇 修一(みやわき しゅういち、1957年〈昭和32年〉7月1日[1] - )は日本原型師実業家タレント株式会社海洋堂専務大阪芸術大学キャラクター造形学科教授。愛称は「センム」。大阪府出身。父親は海洋堂の創設者・宮脇修(みやわきおさむ)。

経歴[編集]

1957年(昭和32年)、大阪府に生まれる。父の宮脇修は、修一が小学校に入学するのを機に1964年(昭和39年)、大阪府守口市に模型店「海洋堂」を開業した[2]。このため修一はプラモデルと造形に親しみ、小学生から店の手伝いを始め、中学には店長となった[3]

中学卒業後、正式に海洋堂に入社。開業当初は敷地面積1坪半という小さな模型屋だったが、父および父の下に集まった原型師らと共に事業を拡大させ、帆船模型ブームや戦車模型ブーム、ガレージキットブーム、フルタ製菓チョコエッグブーム(食玩ブーム)などを引き起こし、海洋堂を世界的な模型メーカーへと押し上げた。

1985年(昭和60年)、海洋堂の株式会社改組に伴い専務取締役に就任。この頃から「センム」の愛称で呼ばれる。

2005年(平成17年)、海洋堂社長に就任(ただし愛称はセンム)。

2020年(令和2年)、MSD企業投資株式会社との資本業務提携に伴い再び専務となる[3]

毎年2回、ガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル」を主催。大阪芸術大学キャラクター造形学科でフィギュア造形の教鞭をとる[4]。また「宮脇センム」の芸名で吉本興業に所属している[1]

著書[編集]

  • 『造形集団 海洋堂の発想』(光文社、2002年9月)ISBN 978-4334031602
  • 『「好きなこと」だけで生きぬく力 〜自分基準の仕事で世界一になれ〜』(WAVE出版、2012年1月)ISBN 978-4872905410

脚注[編集]

  1. ^ a b タレント詳細”. 株式会社吉本興業. 株式会社吉本興業. 2023年5月19日閲覧。
  2. ^ 館長室”. 株式会社奇想天外. 海洋堂シマントミュージアムビレッジ. 2023年5月19日閲覧。
  3. ^ a b ぼくらの履歴書”. en転職. 株式会社エン・ジャパン (2021年9月29日). 2023年5月19日閲覧。
  4. ^ 教員ピックアップ”. 大阪芸術大学. 大阪芸術大学キャラクター造形学科. 2023年5月19日閲覧。