安達十九

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安達 十九
生誕 1886年8月1日
東京府
死没 1951年7月20日
所属組織  大日本帝国陸軍
軍歴 1905 - 1938
最終階級 中将
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安達 十九(あだち じゅうく、1886年(明治19年)8月1日 - 1951年(昭和26年)7月20日)は、日本の陸軍軍人陸軍科学研究所第二部長を務め、階級は陸軍中将に至る。陸軍教授安達松太郎の子で、兄に安達十六陸軍少将、弟に第18軍司令官安達二十三陸軍中将が、義理の叔父に陸軍大臣石本新六陸軍中将男爵がいる。石本寅三陸軍中将・石本五雄陸軍少将は従兄弟。

経歴[編集]

東京に生まれ陸軍士官学校に学ぶ。明治38年11月25日卒業し、明治39年6月26日陸軍工兵少尉に任官される。士官候補生第18期の安達の同期には山下奉文大将岡部直三郎大将・藤江恵輔大将・阿南惟幾大将・山脇正隆大将らがいる。士官学校を卒業した安達は陸軍砲工学校に進み、高等科を卒業する。階級は中尉であったこの時に陸軍派遣員外学生に選抜され、東京帝国大学理学部応用化学学科で3年間学び大正4年7月卒業資格を得る。以後工兵将校として累進し、昭和5年8月1日陸軍科学研究所員を命ぜられる。昭和8年4月15日から陸軍技術本部員を兼ね、昭和10年3月15日陸軍少将に進級し、同年8月1日科学研究所第二部長に就任する。昭和13年3月1日陸軍中将進級と共に待命となり、同3月25日予備役編入となる。