夜の女王のアリア

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夜の女王の登場(シンケルによる『魔笛』の舞台)

夜の女王のアリア』(よるのじょおうのアリア)は、モーツァルト作曲のオペラ魔笛』の中で、夜の女王(ソプラノ)によって歌われるアリア2曲。

概要[編集]

『魔笛』の登場人物「夜の女王」が歌うアリアであることから、このように称される。「夜の女王」は劇中で2つのアリアを歌うが、2幕で歌われる2番目のアリア『復讐の炎は~』のほうが有名であり、単に『夜の女王のアリア』と言えば、普通この曲を指す。高い音を技巧的に駆使するため、ヒロインの母親役にもかかわらず若手の登竜門となることが多く、特にドイツ圏ではこの役をきっかけにスターに飛躍したソプラノが少なくない。

“ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!”(“O zitt're nicht, mein lieber Sohn!|O zittre nicht, mein lieber Sohn|O zitt're nicht, mein lieber Sohn!”)

第1幕で歌われる。レチタティーヴォの後、ラルゴが続き、その後極めて技巧的なコロラトゥーラが出現する。コロラトゥーラ・ソプラノの為の曲で、2番目のアリアと同様に極めて高い歌唱技術を要する。

“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”(“Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen”)

夜の女王が娘のパミーナにザラストロを殺すように迫る第2幕の場面で歌われる『魔笛』でもっとも有名なアリアである。ザラストロへの激しい復讐の思いが、超絶技巧を要するコロラトゥーラで歌われる。

関連項目[編集]

  • ALI PROJECT - 日本の音楽ユニット。楽曲の一つ、『GOD DIVA』に引用が見られる。