佐藤史織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
コンチネンタルオープン
2018 ソフィア 63kg級

佐藤 史織(さとう しおり、1996年4月19日 - )は、大阪府出身の、日本人女子柔道選手である。階級は63kg級。身長161cm。血液型はA型。組み手は右組。得意技は背負投[1]

経歴[編集]

柔道は8歳の時にあすなろクラブで始めた[1]池島中学3年の時に全国中学校柔道大会の52kg級に出場すると、準決勝で香長中学3年の米澤夏帆に判定で敗れるも3位になった[1]新田高校へ進むと、1年の時には金鷲旗で3位になった[1]。2年の時にはインターハイの団体戦で決勝まで進んで埼玉栄高校と対戦するが、78kg超級の冨田若春大内刈で敗れるなどしてチームは2位にとどまった[1]全国高校選手権の63kg級では準々決勝で優勝候補である桐蔭学園高校1年の嶺井美穂を判定で破るなどして決勝まで進むが、大成高校1年の鍋倉那美に判定で敗れて2位にとどまった[1]。3年の時にはインターハイの決勝で嶺井に大外刈で敗れてまたも2位だった[2]

2015年には山梨学院大学へ進学した[3]。1年の時には体重別団体で2位だった[4]。2年の時には優勝大会の決勝で環太平洋大学と対戦して70kg級の青柳麗美に合技で敗れるも、チームは新添左季などの活躍により優勝を飾った[5]。体重別団体では3位だった[4]。シニアの国際大会初出場となったヨーロッパオープン・ソフィアでは、決勝でイギリスのルーシー・レンシャルにGSに入ってから反則勝ちして優勝を飾った[6]。3年の時には体重別の準決勝で筑波大学4年の能智亜衣美支釣込足で敗れて3位だった[7]。優勝大会ではチームの4連覇に貢献した[8]学生体重別では決勝で能智にGSに入ってから反則負けを喫して2位だった[9]。その後、右膝前十字じん帯を断裂したことで、暫く戦列を離れざるを得なくなった[10]。4年の時には優勝大会でチームは5連覇を達成した[11]学生体重別では決勝で帝京科学大学3年の幸田奈々に反則勝ちして、全国大会で初めて優勝を飾った。この際に、「今までずっと2位が最高だったので、(大学生活最後の)今年に勝ちきることができて、本当に良かった」とコメントした[10][12]。10月の体重別団体では3位だった[13]講道館杯でも3位だった[14]

2019年からはミキハウスの所属となった[1][15]。4月の体重別では準決勝でコマツ田代未来に合技で敗れて3位だった[16]。2021年4月の体重別は決勝で鍋倉に技ありで敗れて2位だった[17]。 12月の実業個人選手権では優勝した[18]。4月の体重別では準決勝でパーク24堀川恵に反則負けを喫した[19]

戦績[編集]

(出典[1]、JudoInside.com)。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ 佐藤(新田)気迫の準V 高校総体・柔道女子
  3. ^ 山梨学院 柔道部 | 部員スタッフ紹介
  4. ^ a b 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
  5. ^ 柔道:山梨学院大3連覇…女子5人制 全日本学生優勝
  6. ^ 日本勢が女子4階級すべて優勝 柔道欧州オープン 日刊スポーツ 2017年2月5日
  7. ^ 平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  8. ^ 平成29年度全日本学生柔道優勝大会
  9. ^ 能智、全試合一本勝ちで初制覇「挑戦者の気持ちで臨んだ」/柔道 サンケイスポーツ 2017年9月30日
  10. ^ a b 山梨学院大・佐藤史織、大けが乗り越え初優勝「柔道ができることが本当にうれしい」 スポーツ報知 2018年9月29日
  11. ^ 山梨学院大が5連覇=全日本学生柔道 時事通信 2018年6月23日
  12. ^ 泉V2、古賀氏長男が初優勝 全日本学生体重別選手権/柔道 サンケイスポーツ 2018年9月29日
  13. ^ 平成30年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
  14. ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  15. ^ 【女子柔道・佐藤史織、池絵梨菜がレジェンド・野村忠宏氏のエールに発奮 ミキハウス入社式】  スポーツ報知 2019年4月3日
  16. ^ 平成31年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  17. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  18. ^ 第51回全日本実業柔道個人選手権大会
  19. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会

外部リンク[編集]