ルペルカーリア祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ルペルカリア祭(英名: Lupercalia)とは、古代ローマの祭りの一つ。

概要[編集]

2月13、14、15日に行われていた古代ローマの神々である結婚の女神ユノや豊穣の神マイアを崇拝する祭り。

バレンタインデーとの関係[編集]

当時、ローマでは、2月14日は女神・ユノの祝日だった。ユノはすべての神の女王であり、家庭と結婚の神でもある。翌2月15日は、豊年を祈願する(清めの祭りでもある)ルペルカリア祭の始まる日であった。当時若い男たちと娘たちは生活が別だった。祭りの前日、娘たちは紙に名前を書いた札を桶の中に入れることになっていた。翌日、男たちは桶から札を1枚ひいた。ひいた男と札の名の娘は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていた。そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結婚した。ローマの司教が性の乱れを懸念してこれを禁止させた。


という世に広く知られているバレンタインデーの逸話は、アルバン・バトラーによって1756年に主張された根拠のない創作である。

古代ローマにおいて希少かつ高価な紙を祭りのお遊びで使い捨てるのは荒唐無稽というものである。アルバン・バトラーはこの他にも古代ローマや異教文化についての根拠のない偏見を多く書き残しているが、いずれも歴史家によって否定されている。[1]

  1. ^ Lupercalia