ヤエムグラ

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ヤエムグラ
Galium spurium.JPG
ヤエムグラ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アカネ目 Rubiales
: アカネ科 Rubiaceae
: ヤエムグラ属 Galium
: トゲナシヤエムグラ G. spurium
変種 : ヤエムグラ var. echinospermon
学名
Galium spurium var. echinospermon
和名
ヤエムグラ

ヤエムグラ(八重葎、Galium spurium var. echinospermon)はアカネ科越年草。道端の雑草としてごく普通にみられる。種子はひっつき虫の性質も持つ。

特徴[編集]

華奢な越年草には節があり、節ごとに狭い倒卵形のを8枚ほど輪生する。 茎には下向きのがあり、他の植物に寄りかかり、棘を引っ掛けながら立ち上がる。衣服などに付着するので、これを切り取って服に付ける子供の遊びがあった。また、果実には鉤状のが生えており、これも衣服などに付着する。これは種子散布に関係するものと思われる。

古典の中のヤエムグラ[編集]

万葉集和歌に詠まれた「やえむぐら」とは、本種を指している言葉ではなく「『むぐら』と総称される各種の雑草」もしくは「それらがよく茂った状態」のことである[1]。 また、小倉百人一首にも収録されている恵慶法師の作品、

八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり

に詠われている「八重むぐら」は、秋に繁茂するのはアサ科カナムグラの方であるため、カナムグラと思われる[1]

関連項目[編集]

出典 [編集]

  1. ^ a b 万葉植物事典 1995, pp. 510-511

参考文献[編集]

  • 山田卓三,中嶋信太郎 『万葉植物事典』 北隆館、1995年
  • 林弥栄(監修)、平野隆久(写真) 『野に咲く花』 山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑 1〉、1989年ISBN 4-635-07001-8
  • 北川尚史(監修)、丸山健一郎(文)、伊藤ふくお(写真) 『ひっつきむしの図鑑』 トンボ出版2003年ISBN 4-88716-147-6


外部リンク[編集]