マルセル・トゥルニエ

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マルセル・トゥルニエ
Marcel Tournier
1912年頃(撮影者不詳)
基本情報
生誕 1879年6月5日
フランスの旗 フランス共和国パリ
死没 (1951-05-12) 1951年5月12日(71歳没)
フランスの旗 フランス、パリ
職業 ハープ奏者、作曲家
音楽教師
担当楽器 ハープ

マルセル・リュシアン・トゥルニエ(Marcel Lucien Tournier, 1879年6月5日 - 1951年5月12日)は、フランスハープ奏者・作曲家・音楽教師

経歴[編集]

パリ音楽院アルフォンス・アッセルマンに師事し、1912年にアッセルマンが急逝すると、1948年までその後任教授を務め、2世代にわたって重要なハープ奏者を育て上げた。トゥルニエの門人はフランス国内ばかりでなく、欧州諸国や米国日本にまで広がっている。

ハープの演奏技巧や和声的な可能性を最大限に引き出した、数々の重要なハープ独奏曲を作曲した。トゥルニエ作品は演奏会や録音で定期的に取り上げられ、しばしばコンクールの課題曲に選ばれている。作曲数は数多く、数十曲のハープ独奏曲のほか、ハープを目立たせた数々の室内楽や、ピアノ管弦楽のための作品も若干残した。1909年にはローマ賞の二等賞を獲得している。

1912年から1933年までパリ音楽院でクロマティック・ハープを教えたルネー・レナール(1889年-1971年Renée Lénars-Tournier )と1922年に結婚している。

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脚注[編集]