ベントレー・4¼リットル

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4¼リットル

ベントレー・4¼リットル[注釈 1]ベントレー1936年[1][2]から1939年[2][3]に製造した乗用車である。

ロールス・ロイス・25/30HPをベース[3][1]とし、スキナーズ・ユニオン製ツインキャブレター等のチューニングを受け[3][1]シャシも低く短くされている[3]

エンジンは直列6気筒[2]、内径φ88.9mm×行程114.3mm[2]で排気量4,255cc。最高出力は公表されなかったが最高速度はロールス・ロイス・25/30HPとの比較で30km/h以上上回る154km/hとされていた[1][2]

トランスミッションは4MT[2]

ホイールベースは126in=3200.4mm[2][3]

後期型ではカムシャフトの改良、ハイギアード化により最高速度172km/hとなった[1]

ロールス・ロイス・25/30HPロールス・ロイス・レイスに発展したのを受けて製造中止となり[3]、生産台数は1,234台[2]。後継車はロールス・ロイス・レイスをベースにシャシを改良したベントレー・マークV[3][1]

注釈[編集]

  1. ^ 『世界の自動車-22 ロールス・ロイス ベントレー - 戦後』p.36に、ロールス・ロイス・25/30HPをベースに1936年から1939年まで生産された車種が4½リットルである旨の記述があるが4¼リットルの明らかな誤り。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.109-156「ベントレーとモータースポーツ」。
  2. ^ a b c d e f g h 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.171-185「スペック」。
  3. ^ a b c d e f g 『世界の自動車-22 ロールス・ロイス ベントレー - 戦後』pp.36-45。

参考文献[編集]