バチカン市国 (世界遺産)
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バチカン市国 |
| サン・ピエトロ広場 | |
| (英名) | Vatican City |
|---|---|
| (仏名) | Cite du Vatican |
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 登録基準 | 文化遺産(1),(2),(4),(6) |
| 登録年 | 1984年 |
| 拡張年 | |
| 備考 | |
| 公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
| 地図 | |
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バチカン市国 (世界遺産)では、世界遺産の登録物件に関する記述を行う。他のバチカン市国に関しては、バチカンを参照のこと。
目次 |
[編集] 概要
テベレ川の西側にあり、イタリアローマに囲まれる世界一小さい国家で、カトリックの総本山。世界遺産の登録範囲は、国全体である。またイタリアの世界遺産物件であるローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂と隣接している。
[編集] 主な構造物
[編集] サン・ピエトロ大聖堂
詳細はサン・ピエトロ大聖堂を参照
イタリア・バロック様式の代表的な建築物。サン・ピエトロとはイタリア語で"聖ペトロ"の意味で、64年に皇帝ネロの迫害により殉教した使徒ペトロの墓の上に建築されたといわれている。建築を命じたのはコンスタンティヌス帝で、324年のことであった。このとき立てられた聖堂(旧サン・ピエトロ聖堂)は15世紀末まで存在し、新聖堂は1502年に建築が始まった。その後、1514年にラファエロ・サンティが主任建築家に、1546年にミケランジェロが主任建築家となり工事が再開。献堂式が行われたのは、1626年のことであった。
さらにサン・ピエトロ広場の工事がジャン・ロレンツォ・ベルニーニの設計により始まり、1667年に完成した。
大聖堂の総面積は、約22,000m²で、6万人以上収容可能といわれている。ミケランジェロの設計したといわれる大円蓋(クーポラ)は高さ132.5m、直径42mと巨大。大円蓋の直下には、ベルニーニの作の高さ29mの大天蓋(バルダッキーノ)がある。
サン・ピエトロ広場は284本の、ドーリス式円柱で装飾された回廊により広場を取り囲むように構成されている。回廊の上には、ベルニーニの弟子らが作成した140体の聖人の像が飾られている。また、広場中央のオベリスクは1世紀頃にエジプトから運ばれて、バチカヌスの丘にあった競技場におかれていたものであると言われている。
聖堂内には、十字架から降ろされたキリストを抱く聖母の像を表現したミケランジェロの代表作『ピエタ』がおかれている。ミケランジェロは、ピエタ像を4体制作しているが、サン・ピエトロ大聖堂にあるピエタは、25歳の時の最初の作品である。
以前見学していた芸術家がすばらしさのあまりに嫉妬をし、破壊しようとピエタに近づくと言う事件が発生し、これ以後はガラスカバーがかけられてしまっている。
[編集] バチカン宮殿
詳細はバチカン宮殿を参照
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの設計した大階段でサン・ピエトロ大聖堂とつながっている。ラファエロ・サンティとその弟子らによるフレスコ画のある4つの部屋からなるラファエロの間で有名。ラファエロ自身の代表作である『アテネの学堂』もラファエロの間第2室にある。また、フラ・アンジェリコの壁画で飾られたニコラウス5世礼拝堂も有名である。教皇は、バチカン宮殿滞在中の毎週日曜には執務室から姿をあらわし、サン・ピエトロ広場に集まる信者とともに祈りをささげ、祝福を与えている。
[編集] システィーナ礼拝堂
詳細はシスティーナ礼拝堂を参照
バチカン宮殿、バチカン美術館と繋がっている。シクストゥス4世の命により教皇礼拝堂として1475年に建設が始まり、1481年に建物が完成した。礼拝堂の名称は教皇の名に由来している。ミケランジェロが4年の歳月をかけて描いた大天井画の『創世記』、やはりミケランジェロが6年の歳月をかけた『最後の審判』の壁画があることであまりに有名。
[編集] バチカン美術館
詳細はバチカン美術館を参照
バチカン宮殿の北側にある美術館、図書館など20を越える施設の総称。バチカン宮殿、システィーナ礼拝堂を含めてバチカン美術館と呼ぶ場合も多い。所蔵品の中心となっているのは、ユリウス2世の彫刻コレクションである。また、キリスト教美術以外にも、古代ギリシャ、古代エジプトの膨大なコレクションを誇っている。
[編集] 登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。



