バチカン宮殿

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バチカン宮殿(きゅうでん Palazzi Vaticani)は、サン・ピエトロ大聖堂バチカン市国)に隣接するローマ教皇の住居である。

当初、バチカンには、サン・ピエトロ大聖堂に隣接して修道院巡礼者の宿泊施設、教皇の休憩用の邸宅程度しかなかった。アヴィニョン捕囚以前の教皇の住居はラテラノ宮殿に置かれていた(サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の項目を参照)。

カール大帝オットー2世がバチカン宮殿に滞在していることから、その当時には一定の規模になっていたと考えられる。 また、教皇インノケンティウス3世(1198-1216)やボニファティウス8世(1235-1303)などが増築を行っている。 アヴィニョン捕囚の後、バチカン宮殿が教皇の住居になった(当時の教皇ニコラウス5世(1455-1458)による建物が現存しているという)。

宮殿はそれ以降も度々増築され、図書館、システィーナ礼拝堂、博物館施設などが建てられた。博物館を一般に公開するようになるのは18世紀中期以降で、展示内容・施設は徐々に充実されていった。

バチカン博物館(Musei Vaticani、バチカン美術館とも)として、ラファエロが天井画・壁画を描いた「署名の間」や、ルネサンスバロック期の作品を集めた絵画館、古代ギリシャ・ローマの美術コレクションを集めたピオ・クレメンテ美術館などが公開されている。

現在、教皇の住居になっているのは16世紀のシクストゥス5世による建物、また、教皇が謁見を行う広間は20世紀に建てられたものである。これらはもちろん非公開である。

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