バシャール

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バシャール(BASHAR)とは、1987年に初来日し、日本精神世界ニューエイジを信奉する人々の間に大ブームを起こしたアメリカ人ダリル・アンカ(1951年10月12日生)がチャネリングするとされる地球外知的生命体。

当時、シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』ISBN 4-88503-039-0 などでチャネリングは一部の人には知られていたが、バシャールのチャネリングによって認知が一挙に広がった。

概要[編集]

オリオン座近くの惑星エササニに住んでいて、個人ではなく複数の意識が合わさったような存在。

エササニは物理的には不可視であり、エササニ星人はテレパシーで意思疎通するため言葉や名前も存在しないという。

バシャールという名前は本名ではなく、チャネラーのダリルがアラブのバックグラウンドを持つことに関連して、バシャール自身が、アラビア語で指揮官、存在、メッセンジャーといった意味を持つ「バシャール」という名前を付けたのだという[1]。また、ダリルはバシャールの過去世であるとも発言している[2]

思想、発言[編集]

  • ワクワク

ワクワクとは、情熱(excitement, joy, love, passion)などを意味する言葉。しばしば「ワクワクすることをしよう」という提言がなされる。 バシャールによれば、「ワクワクする」というのは「人生の中で真の自分を表現することの出来る波動」を表し、その波動は同じような波動を引き寄せるという。 自分のワクワクする気持ちに従って生きることが人生の目的であるとも発言している。[1]

  • 並行世界と選択

人間は何かを決断(選択)するたびに、その決断をした地球に意識のフォーカスを合わせているということ。[1]この世に偶然やアクシデントと呼ばれるようなものは一切なく、全ては自分が引き寄せた結果であると語っている。[3]

  • 無時間

バシャールによれば、時間や時間の連続性といったものは人間が作り出した概念(思い込み)で、過去や未来などあらゆる時間が「いま、ここ」に同時に存在しているという。[1]

  • 豊かさ

バシャールは豊かさを「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」[4]と定義している。

基本メッセージ[編集]

オフィシャル・サイトには基本メッセージとして次のような言葉が紹介されている。

  • 皆さんは物理的な現実を体験している非物質的な意識です。
  • 皆さんは“創造”のイメージによって創られました。皆さんの本質は無条件の愛です。そしてエクスタシーを経験することは、皆さんの生まれながらの権利です。
  • 皆さんは自分で選択をして、今この時、地球に存在しています。
  • 人生の一番の目的は、最大限に本来の自分になることです。そして毎瞬毎瞬を可能な限り充分に生きることです。
  • 皆さんには常に自由意志があり、選択の自由があります。
  • 皆さんが想像出来るものは、どんなものでも体験することが出来ます。
  • 皆さんは人生の経験を、自分の一番強い観念、感情そして行動の相互作用を通して引き寄せます。
  • ワクワクする感情は皆さんの真実、核となる本来の自分のあり方と共鳴する波動が、物理次元に翻訳されたものです。自分のワクワクに従ってください!
  • 皆さんはそのままで豊かです。皆さんの選択は常に“創造”によってサポートされています。
  • “創造”には4つの法則しかありません。
    1. あなたは存在する。
    2. 1つのものがすべてであり、すべては1つのものである。
    3. 自分の与えるものが自分の受け取るものである。
    4. 変化することだけが変わらない。ただし最初の3つの法則は除く、それらは決して変わらない。
    ※2013年7月6日にサンフランシスコで開催された「5つめの法則」"The 5th Law"というタイトルのセッションで、バシャールは「あらゆるものは今ここにある」"Everything is here and now" という5つめの法則を付け加えるかどうかを「宇宙連合」"Interstellar Alliance"が話し合っている最中であると述べ、「地球人たちの意見も参考になるから」とセッション参加者たちに意見を求めた。質疑応答時に意見を表明した参加者たちはみな、5つめの法則を付け加えることに賛意を表明した。以後、「創造の法則」は(これまでの4つから)5つに変わる可能性がある。
  • “創造”には実際たった1つの瞬間しか存在しません。皆さんが体験することはすべて、同じ瞬間を違う視点から見たものなのです。
  • 皆さんは「今、ここ」から過去と未来を創り出しています。
  • 皆さんは永遠の存在です。形を変えることはありますが、存在することを止めることは出来ません。
  • 皆さんが体験することはすべて、自分自身の別な側面です。
  • 皆さんは自分が愛されていないと信じられるくらい、“創造”から無条件に愛されています。

2012年について[編集]

バシャールの2012年についての考え方は極めて明確で、大きく言って3つある。 1つはエネルギーの変化。 1つはオープン・コンタクト。 そしてもう1つはパラレル・アースへの分化である。

エネルギーの変化[編集]

2012年にはポジティブな集合的エネルギーが、地球の歴史上、ついに初めてネガティブな集合的エネルギーを上回る。 これは、ある数の人々が、本来の自分やポジティブな姿勢に目覚めることで起きる。 全体から見れば数は少ないが、肯定的なエネルギーは、幾何級数的に足し算される(統合される)傾向があるため、2012年の冬至にはポジティブな集合的エネルギーがあるレベルに達し、クリティカル・マスの分岐点を超えることになる。(これに対し否定的なエネルギーは、分離してバラバラになる傾向がある。)

クリティカル・マス マーケティング用語 ある商品やサービスの普及率が一気に跳ね上がる分岐点のこと。

その後、地球上ではポジティブな集合的エネルギーが加速されて行き、様々な社会的・政治的・経済的変化を促すことになる。

オープン・コンタクト[編集]

2012年には、地球が宇宙の他の文明に対して置かれていた隔離状態が終わる。だからといって、ただちに宇宙船の大量着陸があちらこちらで起きる訳では無い。宇宙文明の側からすれば「地球に手を付けてはいけない」というルールは無くなるが、この時点以降、宇宙文明との交流の決断は、すべて私たちの手に委ねられることになる。

そして2015年迄に、或いは2015年から2017年迄の間に、地球外生命が存在するという事実が明らかになり、大きな衝撃を与えることになる。

次第にUFOの目撃が増え、2015年以降は個人的なコンタクトや、小グループによるコンタクトが増加する。 最終的に2025年から2033年に掛けて、公的なオープンコンタクトが起きるだろうとしている。 地球と最初にオープン・コンタクトをするのは、バシャールによればヤイエル(Yahyel)という文明である。(バシャール達の言葉ではシャラナヤ。)

ヤイエルの宇宙船はこれまで、1997年にアメリカで1万人以上が目撃したと言われるフェニックスの光事件で目撃されており、次に目撃される可能性が高いのは2011年、または2013年だろうとしている。

バシャール達の文明はオープン・コンタクトをする3番目の文明になるという。

パラレル・アース(地球)への分化[編集]

2012年にはポジティブなエネルギーが加速する一方で、パラレル・アースへの分化が始まる。 加速するエネルギーはあらゆること、困難や苦悩といったネガティブな面も拡大するので、人によっては逆にブレイク・ダウンとなってしまう。 だからこそ、本来の自分を表現するワクワクする気持ちに従って生きることが重要となる。

パラレル・アースへの分化については、本田健との対談「未来は、えらべる!」に詳しい。

現在地球には様々な観念、様々な波長が(自分の好きな波長も、そうでない波長も)同時に存在しているが、2012年を境に各々の波長に基づいてパラレル・アースへの分化が始まり、2015年以降はこの分化が加速する。(2012年あたりに、今は1本でしかないエネルギーの光線が、人間の集合意識を象徴するある特殊なクリスタルに当たり、パラレル・アースへの分化が始まるとする。)

そして2025年~2035年には、それぞれの世界が遠く離れてしまい、最終的には自分の波長以外の現実を体験することは不可能になる。

具体的には、自分と異なる波長の人間とは離別する、死別する等して、様々な方法でそれらの人間が周囲から消えていなくなってしまい、ポジティブな世界ではポジティブなことだけが、ネガティブな世界ではネガティブなことだけが起きるようになる。

体験可能なパラレル・アースは無限に存在するが、自分がどのパラレル・アースへ移行するかは、2010年~2015年の5年間の過ごし方が最も重要となる。 パラレル・アースのポジティブな一方の極は、やがて宇宙文明の一員として迎えられるが、ネガティブな一方の極は、完全な破壊、破滅を体験することになる。(その世界は核戦争で自らを滅ぼしてしまい、バシャール達が呼びかけても誰の返事もない、とても静かな世界だという。)

エササニ語[編集]

バシャール達はテレパシーで繋がっており、現在言葉は使っていない。エササニ語は彼等が古代に話した言葉で地球のいくつかの言語を元に作られている。

  • エササニ(Essessani)
【英語】place of living light
【日本語】生きている光の場所、生ける光の国
【意味】バシャールの母星の呼び名
  • シャラナヤ(Shalanaya)
【英語】first ones, those who first to come
【日本語】最初の者達、最初に来る者達
【意味】2015年以降、地球と最初にオープン・コンタクトをすることになるだろう地球外文明。彼ら自身の呼び名は「ヤイエル(Yahyel)」。(バシャールによる説明) ちなみにバシャールはオープン・コンタクトをする三番目の文明になるという。

以下の4つの言葉についてのバシャールの説明

  • チャ、チュ、シミ、ペス、パン、カシミ、ケッツ、ロ、シムンク、スィ、シャ、シュ、サイブル
【意味】1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13
【説明】13という数字は地球でも変化・変容(transform)の象徴である。バシャールの社会には「サイブル(13)」と名乗る飛び抜けて変化に冨んだ個人(extremely transformative individual)が存在するという。(※バシャールの話題にしばしば登場する"サイボ"を指す。)
  • イリアッカ ディマシ リマッシャーナ
【英語】The creation in me recognizes a reflex, the creation in you.
【日本語】私の中の「創造」は、あなたの中の「創造」を反映しているということを認識しています。
【意味】イリはミラー(反映)のシンボル。お互いが「創造」したものを、相互に鏡のように映し出しているという認識。
  • シヴァイ(Shivai)
【英語】Get out of my way
【日本語】邪魔するな、引っ込んでいろ。
【意味】私は自分の道を歩んでいます、私は自分の旅の途中です、私は100%自分の情熱に従っています。だから私の進む道に干渉しないで下さい。信念の声明であり、100%の信念と決意(誓約)を持って、真の自分であることを示すワクワクする波動に沿って生きる生き方を選択するすべての人を祝福する言葉。
  • ハッ ア トゥ
【意味】I love you.
【説明】フランス語のJe pense à toi.ジュ パンセ ア トァ(あなたのことを想っています)とほぼ同様。エササニの言語が地球の言語を基に作られている例。

書籍[編集]

刊行されている書籍の著者名にはチャネラー自身だけでなくバシャールの名も記されている。

  • 『BASHAR 宇宙存在バシャールからのメッセージ』 (1987年12月-絶版) ISBN 4900550000
  • 『BASHAR 2 宇宙存在バシャールが語る進化への道』 (1989年7月-絶版) ISBN 4900550035
  • 『BASHAR 3 宇宙存在バシャールが語る新しい現実』 (1990年11月-絶版) ISBN 4900550027
  • 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』 (1991年9月-絶版) ISBN 4900550043

「バシャール」が故マーゴ・チャンドリー博士に語ったすべてを収録。

  • 『バシャールペーパーバック〈1〉~〈8〉』(VOICE刊)著者 ダリル・アンカ
  • 『BASHAR 2006 バシャールが語る魂のブループリント』 (2006年2月) ISBN 4899760922
  • 『バシャール スドウゲンキ』 (2007年11月) ISBN 4899762216

総合格闘家の須藤元気がバシャールと交信した、という書籍。

  • 『バシャール&関野あやこ 次の地球へ』 (2009年1月) ISBN 4899763123
  • 『バシャール×坂本政道 人類、その起源と未来』 (2009年5月) ISBN 4899762356
  • 『未来は、えらべる! バシャール 本田健』 (2010年3月) ISBN 489976250X

CD[編集]

全てVOICEから発売されている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『BASHAR 3』より
  2. ^ 『未来は、えらべる!』P27
  3. ^ 『未来は、えらべる!』P65
  4. ^ 『未来は、えらべる!』P116

関連項目[編集]

外部リンク[編集]