ノースカロライナ・カレッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノースカロライナ・カレッジ
North Carolina Courage
原語表記 North Carolina Courage
創設 2017年1月9日 (7年前) (2017-01-09)
所属リーグ NWSL
ホームスタジアム
ウェイクメッド・サッカーパークのサーレンズ・スタジアム英語版
(ノースカロライナ州ケアリー)
収容人数 10,000
オーナー スティーブン・マリック英語版
大坂なおみ
会長 スティーブン・マリック
ヘッドコーチ ショーン・ナハス英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ノースカロライナ・カレッジ英語: North Carolina Courage)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ケアリーを本拠とするプロ女子サッカーチーム。NWSLのチームとして2017年に創設された[1]ユナイテッドサッカーリーグ(USL)のノースカロライナFC英語版系列のチームである。本拠地はウェイクメッド・サッカーパークのサーレンズ・スタジアム英語版である。

2018年にノースカロライナ・カレッジはNWSLチャンピオン(プレーオフ優勝)とNWSLシールド(レギュラーシーズン1位)を同年に獲得した歴史的な記録を残し、またリーグ創設以来初めてホームスタジアムでNWSLチャンピオンとなったチームとなった。

沿革[編集]

2017年に解散したウェスタン・ニューヨーク・フラッシュ英語版がノースカロライナ州に移転。ノースカロライナFC英語版のオーナー、スティーブン・マリック英語版がフランチャイズ権を買い取ってノースカロライナ・カレッジを設立。2018年にはシーズン26試合中1敗しかしない好調なシーズンとなり、NWSLチャンピオン(プレーオフ優勝)とNWSLシールド(レギュラーシーズン1位)を同年に獲得した歴史的な記録を残した。ジェシカ・マクドナルド英語版はNWSLのMVPに選出された。2019年にも2年連続で、NWSLシールド(レギュラーシーズン1位)とNWSLチャンピオン(プレーオフ優勝)となり、デビーニャがNWSLのMVPに選出された。

2021年にはプロテニス選手の大坂なおみが共同オーナーとなったと発表した[2]

2021年9月に、チームはヘッドコーチのポール・ライリー英語版を選手への性的不正行為疑惑のため解雇したと発表した[3]

チーム名、エンブレム、カラー[編集]

元々WUSAリーグに参加していたカロライナ・カレッジ英語版からチーム名を継承し、エンブレムも雌ライオンをそのまま継承している。ノースカロライナFC英語版のエンブレム同様、ノースカロライナ州の州旗のイメージから星と州旗の色を使用している。チームカラーはそれぞれ、アトランティック・ブルー、カロライナ・レッド、サザン・ゴールドと呼んでいる[4]

スタジアム[編集]

シーズン別成績[編集]

NESLレギュラーシーズン プレーオフ NWSL
チャレンジカップ
ヘッドコーチ
試合数 得点 失点 勝ち点 順位
2017 24 16 7 1 38 22 49 1位 準優勝 イングランドの旗 ポール・ライリー英語版
2018 24 17 1 6 53 17 57 1位 優勝
2019 24 15 5 4 54 23 49 1位 優勝
2020 [注 1] 準々決勝
2021 24 9 6 9 28 23 33 6位 1回戦 東地区2位 イングランドの旗 ポール・ライリー→

アメリカ合衆国の旗 ショーン・ナハス英語版(暫定)

2022 22 9 8 5 46 33 32 7位 出場資格無し 優勝 アメリカ合衆国の旗 ショーン・ナハス
2023 22 9 7 6 29 22 33 3位 1回戦 優勝

タイトル[編集]

選手[編集]

現所属メンバー[編集]

2023年10月22日現在[5]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
0 GK アメリカ合衆国 ケイトリン・ローランド英語版
1 GK アメリカ合衆国 ケイシー・マーフィー英語版
2 DF アメリカ合衆国 サラ・クラーク
3 DF アメリカ合衆国 カリー・カーツ英語版
4 MF アメリカ合衆国 エミリー・グレイ英語版
5 FW アメリカ合衆国 ヘイリー・ホプキンス
6 MF 日本 三浦成美
7 DF アメリカ合衆国 マリア・バークリー英語版
8 MF アメリカ合衆国 ブリアナ・ピント英語版
9 FW ブラジル ケロリン・ニコリ英語版
10 MF アイルランド デニス・オサリバン英語版
11 FW アメリカ合衆国 ブリタニー・ラトクリフ英語版
12 DF アメリカ合衆国 エミリー・フォックス英語版
13 DF アメリカ合衆国 ライアン・ウィリアムズ英語版
14 FW アメリカ合衆国 タイラー・ルッシ英語版
No. Pos. 選手名
17 FW デンマーク リッケ・マドセン英語版
18 DF カナダ シドニー・コリンズ
19 MF アメリカ合衆国 フランキー・タリアフェリ
20 FW アメリカ合衆国 オリビア・ウィンゲート
22 FW デンマーク ミッレ・ガイル英語版
23 DF アメリカ合衆国 キキ・ピケット英語版
24 DF カメルーン エステル・ジョンソン英語版
25 MF アメリカ合衆国 メレディス・スペック英語版
26 MF アメリカ合衆国 クララ・ロビンス
27 MF 日本 小林里歌子
28 FW アメリカ合衆国 テス・ボーデ英語版
34 MF 日本 松窪真心
44 GK アメリカ合衆国 マリサ・ボバ
51 GK アメリカ合衆国 ヘンズリー・ハンカフ
99 MF カナダ ビクトリア・ピケット英語版

在籍歴のある選手[編集]

歴代ヘッドコーチ[編集]

氏名 国籍 就任 辞任 試合数 得点 失点 勝率
ポール・ライリー英語版 イングランドの旗 2017年1月9日 2021年9月30日[6] 90 56 18 16 168 74 62.22
ショーン・ナハス英語版(暫定) アメリカ合衆国の旗 2021年9月30日[6] 2021年12月1日 6 1 1 4 5 11 16.67
ショーン・ナハス アメリカ合衆国の旗 2021年12月1日[7] 44 18 15 11 75 55 40.91

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ COVID-19パンデミックの影響のため、中止。

出典[編集]

  1. ^ North Carolina Football Club enters into agreement to acquire rights to NWSL's 2016 champions Western New York Flash” (2017年1月9日). 2017年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月9日閲覧。
  2. ^ Osaka backs NWSL's North Carolina Courage” (英語). ESPN.com (2021年1月28日). 2021年1月29日閲覧。
  3. ^ Linehan, Meg. “'This guy has a pattern': Amid institutional failure, former NWSL players accuse prominent coach of sexual coercion”. The Athletic. 2022年4月17日閲覧。
  4. ^ The New State of Soccer: We Are Now North Carolina FC”. 2016年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月6日閲覧。
  5. ^ Roster Archive” (英語). NC Courage. 2023年10月22日閲覧。
  6. ^ a b North Carolina Courage Terminate Head Coach Paul Riley, Effective Immediately” (英語). OurSports Central (2021年9月30日). 2023年10月22日閲覧。
  7. ^ Sean Nahas Named Head Coach of the North Carolina Courage” (英語). NC Courage (2021年12月1日). 2023年10月22日閲覧。

外部リンク[編集]