ネメシス (デューラー)

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『ネメシス』
作者アルブレヒト・デューラー
製作年1502年
種類エングレービング
寸法33.2 cm × 23.2 cm (13.1 in × 9.1 in)
所蔵カールスルーエ州立美術館カールスルーエ

ネメシス』(: Nemesi)は、アルブレヒト・デューラー1502年頃に制作したエングレービング。その裸体は、デューラーが理想的な身体の均整を追求して描いたとされ[1]、足の親指に至るまでウィトルウィウスの理論が用いられている[2]アンジェロ・ポリツィアーノの作品から着想を得ており、「運命の女神」という名前でも知られる。

出典[編集]

  1. ^ 青山愛香「アルブレヒト・デューラーの芸術:木版画連作《黙示録》(1498年)と油彩画《四人の使徒》(1526年)」『獨協大学ドイツ学研究』第65号、獨協大学、2012年、3頁。 
  2. ^ ケネス・クラーク『ザ・ヌード 理想的形態の研究』(筑摩書房、2004年)40ページ ISBN 978-4480088581

関連項目[編集]