デセプション島

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デセプション島はサウス・シェトランド諸島の南西部に位置するC字型をした島。サウス・シェトランド諸島は南極半島の約100km沖を半島と並行に広がる。
デセプション島のペンギン

デセプション島(デセプションとう)とは南極海にあるサウス・シェトランド諸島を構成するの一つ。南極半島の近海に連なる島の一つである。

概要[編集]

南緯62度57分、西経60度36分に位置する。活火山があり、1970年に噴火して観測基地が被害を受けた。島はほぼ円形をしており、直径は約12kmである。最高地点はMt Pondで、標高542 mである。島の中央には大きな湾Port Fosterがあり、長さは約9km、幅は約6kmである。湾の入り口は狭く、幅は230 mで、Neptunes Bellowsと呼ばれる。Neptunes Bellowsから内側に入ったところにはWhalers Bayがあり、そこは黒い砂浜になっている。

火山の影響で地熱が高い。熱のため雪が解け、南極付近では珍しく地表がむき出している。またディセプション島はペンギンの繁殖地としても知られている。

19世紀初頭以来、デセプション島は南極の嵐や氷山からの避難場所となっていた。最初はアザラシ狩猟者、1906年にはノルウェーチリの捕鯨会社がWhalers Bayをfactory shipの基地として使用した。そして、1914年までにここを基地とする会社は13となった。

温泉[編集]

南極付近で唯一の温泉が湧き出ている。世界最南端の温泉でもある。カルデラ内部の海浜は、数箇所から湧き出る熱鉱泉で熱を持っている。そのままではかなりの高温のため、海水と混ざった部分に寝転がって入浴することができる。

一般的な、南極クルーズツアーで、この島の温泉を訪れることが可能である。