テレンス・ウッドベリー

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テレンス・ウッドベリー
Terrance Woodbury
熊本ヴォルターズ  No.30
ポジション F
基本情報
英語 テレンス・ウッドベリー
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1987-06-16) 1987年6月16日(36歳)
出身地 アメリカ合衆国バージニア州
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 101kg (223 lb)
経歴
2010-2011ポーランドの旗AZS コスザリン
2011スウェーデンの旗LF バスケット
2011-2012アメリカ合衆国の旗オースティン・トロス
2012-2013琉球ゴールデンキングス(bjリーグ)
2013-2014アメリカ合衆国の旗オースティン・トロス
2014-2015滋賀レイクスターズ(bjリーグ)
2015-2016浜松・東三河フェニックス(bjリーグ)
2017バンビシャス奈良
2017-2018熊本ヴォルターズ
2018-2022香川ファイブアローズ
2022-熊本ヴォルターズ
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp

Terrance Woodbury(テレンス・ウッドベリー、1987年6月16日 - )[1]は、アメリカ合衆国のプロバスケットボール選手である。バージニア州出身。ポジションはフォワード熊本ヴォルターズ所属。

来歴[編集]

2009年にジョージア大学を卒業後、ポーランド,スウェーデンのチームを経て、2011年10月にNBAデベロップメント・リーグオースティン・トロスと契約。

2012年に来日し、bjリーグ琉球ゴールデンキングスに入団。2012年11月に2ポイント成功率62.9パーセント、3ポイント同50パーセントの高確率で1試合平均21.3得点を記録し、月間MVPを受賞。チームはbjリーグウエスタンカンファレンス1位となり、自身は2012-13シーズンの最優秀シックスマンに選ばれる活躍を見せた。

bjリーグシーズン終了後、契約満了とともに退団し[2]、ドミニカ共和国のライオン·デ·サントドミンゴを経て、2013-14シーズンは再びオースティン・トロスでプレーした。

2014-15シーズンは滋賀レイクスターズに所属。bjリーグオールスターゲームでMVPを獲得した。

2015-16シーズンは浜松・東三河フェニックスに所属。2016年2月、故障のため退団。

2016-17シーズン途中、1月にBリーグ(B2)のバンビシャス奈良と契約し、32試合に出場。

2017-18シーズンは、熊本ヴォルターズに所属。47試合に出場し、1試合平均16.4得点。

2018-19シーズンは、香川ファイブアローズに所属。10月24日の愛媛戦でトリプル・ダブルを達成(25得点11リバウンド13アシスト)した。シーズントータルで54試合に出場し、リーグ4位の24.4得点。8.5リバウンド、4.7アシスト、1.4スティール

2019年オフに香川と2年契約を締結[3]。2019-20シーズン開幕後、9月28日の奈良戦で40得点。翌29日の奈良戦でB2リーグでのチーム記録となる45得点を記録した。12月11日の熊本戦でも再び45得点を記録。12月31日の群馬戦(44得点14リバウンド12アシスト)と1月5日の愛媛戦(40得点13リバウンド11アシスト)でトリプル・ダブルを達成。2月2日の西宮戦で左ひざに全治6か月の負傷をし、以降の試合は欠場した。シーズントータルで35試合に出場し、32.0得点(負傷時点でリーグ1位)、5.3アシスト(同5位)、8.6リバウンド、1.3スティールを記録した。香川はB2リーグ参入後初めて西地区2位となった。

2020-21シーズン、序盤は怪我のリハビリにより欠場した後、11月7日の福岡戦より公式戦に復帰した。46試合出場で27.0得点、7.1リバウンド、4.1アシストを記録。

2021-22シーズンも香川と契約。48試合に出場し、クラブ初の地区優勝メンバーとなる。1試合平均22.9得点(リーグ2位)、4.9アシスト(同3位)、3ポイント成功率40.5%(同2位)、フリースロー成功率85.5%(同2位)を記録し、B2のMVPに選出された。

2022年オフ、5シーズンぶりに熊本に入団[4]。チームの得点源として活躍したが、古傷である左膝を痛めてしまいレギュラーシーズンの半ばを欠場した。プレーオフには復帰したが、チームはクオーターファイナルを勝ち上がることが出来ず、B1昇格を逃した。レギュラーシーズンは35回(うちスターティング34回)に出場し、総プレイタイム1063.05分(平均30.22分)。要件を満たさなかったため公式記録ではないが、21.3PPG・4.3APG・3P成功率36.8%・FT成功率88.3%を挙げている。

2023年オフ、熊本との契約を継続[5]。10月14日にB2通算300試合出場[6]、10月25日にはB2史上初となる通算7,000得点[7][8]、10月29日には7人目となるB2通算2,000リバウンド[9]、などの個人記録を相次いで達成した。

成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
bjリーグ 2012-13 琉球 46 22.8 .488 .333 .777 4.5 1.0 0.8 0.0 1.7 17.6
bjリーグ 2014-15 滋賀 52 27.1 .436 .349 .843 4.7 1.9 1.1 0.4 3.0 18.3
bjリーグ 2015-16 浜松 29 29.2 .450 .327 .844 6.2 2.8 1.1 0.2 2.9 18.6
2016-17(B2) 奈良 32 2 24.1 .491 .417 .817 5.2 2.7 1.2 0.3 2.3 17.7
2017-18(B2) 熊本 47 2 20.6 .489 .333 .835 4.1 1.6 0.8 0.2 2.0 16.4
2018-19(B2) 香川 54 0 35.4 .529 .360 .850 8.5 4.7 1.4 0.2 3.3 24.4
2019-20(B2) 香川 35 0 37.6 .549 .418 .855 8.6 5.3 1.3 0.3 4.3 32.0
2020-21(B2) 香川 46 46 31.3 .483 .367 .894 7.1 4.1 1.2 0.0 3.8 27.0
2021-22(B2) 香川 48 46 29.5 .514 .405 .855 6.5 4.9 0.9 0.1 3.4 22.9
2022-23(B2) 熊本 35 34 30.2 .492 .368 .883 5.8 4.3 1.1 0.1 4.1 21.3

脚注[編集]

  1. ^ Bリーグ公式”. ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ. 2018年10月14日閲覧。
  2. ^ 並里ら4選手契約満了 キングス”. 琉球新報 (2013年6月30日). 2014年3月22日閲覧。
  3. ^ 香川ファイブアローズ、昨季平均24.4得点のウッドベリーが残留…2シーズンの複数年契約バスケットボールキング
  4. ^ テレンス・ウッドベリー選手 2022-23シーズン 契約合意のお知らせ”. 熊本ヴォルターズ (2022年6月15日). 2023年6月15日閲覧。
  5. ^ #30 テレンス・ウッドベリー選手 2023-24シーズン 契約合意(継続)のお知らせ”. 熊本ヴォルターズ (2023年6月15日). 2023年6月15日閲覧。
  6. ^ https://twitter.com/K_VOLTERS/status/1713148903019761760”. X (formerly Twitter). 2023年11月24日閲覧。
  7. ^ https://twitter.com/K_VOLTERS/status/1717123950264946974”. X (formerly Twitter). 2023年11月24日閲覧。
  8. ^ https://twitter.com/K_VOLTERS/status/1717339801387418058”. X (formerly Twitter). 2023年11月24日閲覧。
  9. ^ https://twitter.com/K_VOLTERS/status/1718787322458652872”. X (formerly Twitter). 2023年11月24日閲覧。

関連項目[編集]