ダン・モルゲンシュテルン

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ダン・モルゲンシュテルン
Dan Morgenstern
ダン・モルゲンシュテルン(2012年)
誕生 (1929-10-24) 1929年10月24日(94歳)
ドイツの旗 ドイツ ミュンヘン
職業 ジャーナリストアーキビスト
最終学歴 ブランダイス大学
主題 ジャズ
主な受賞歴

NEAジャズ・マスターズ
2007年

グラミー賞ベスト・アルバム・ノート
1973年
1974年
1976年
1981年
1990年
1994年
2006年
2010年
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ダン・モルゲンシュテルンDan Morgenstern1929年10月24日 - )は、ジャズ・ライター、編集者、アーキビスト、プロデューサー。ドイツ語圏のユダヤ人作家ソーマ・モルゲンシュテルンの息子である。

モルゲンシュテルンはウィーンコペンハーゲンで育ち、1947年にアメリカへと移り住んだ。1958年から1961年まで『ジャズ・ジャーナル』誌に寄稿し、その後、1961年の『メトロノーム』誌、1962年から1963年まで『ジャズ』誌、1967年から1973年まで『ダウン・ビート』誌といった、いくつかのジャズ雑誌を編集した。1976年、ラトガース・ニューアークのジャズ研究所の所長に任命され、そこでマーシャル・スターンズの仕事を引き継ぎ、世界最大のジャズ文書、録音、記憶に値する記念品コレクションの研究所をつくり上げた[1]

そのキャリアを通じて、モルゲンシュテルンはコンサート(ニューヨーク近代美術館でのジャズ・イン・ザ・ガーデン・シリーズを含む)を手配し、テレビやラジオ番組のプロデュースおよびホストを担当し、大学や音楽院でジャズ史を教え、アメリカおよびヨーロッパのジャズ・フェスティバルやアワードにおいてパネリストを務めた。

モルゲンシュテルンは、1973年以来、グラミー賞のベスト・アルバム・ノート部門で8回受賞しており、兼業として包括的で権威あるライナーノーツを多数の作品に執筆していることで知られている[2]

モルゲンシュテルンは、『Jazz People』(1976年)と、シェルドン・メイヤー (1926年-2006年)によって編集された指南書『Living with Jazz』(2004年)という、2冊の書籍の著者である[3][4][5][6]。どちらもASCAPのディームズ・テイラー賞を受賞した[7]

2007年、モルゲンシュテルンは国立芸術基金からジャズ擁護の功績によりA・B・スペルマン・ジャズ・マスターズ賞を受けた[8]

グラミー賞ベスト・アルバム・ノート受賞作品[編集]

脚注[編集]