ジャイロジェット・ピストル
ジャイロジェット銃各種。ジャイロジェット・ピストル×2、カービンとライフル各1。上部右は箱入りの13mmロケット弾である。また下にある本は銃の構造図。
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| ジャイロジェット・ピストル | |
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| 種類 | 小火器 (ロケット) |
| 製造国 | |
| 設計・製造 | MB Associates |
| 仕様 | |
| 種別 | 拳銃 |
| 口径 | 51口径(マークI) 49口径(マークII) |
| 銃身長 | 5インチ (12.7cm) |
| 使用弾薬 | 13mm ロケット弾(マークI) 12mm ロケット弾(マークII) |
| 装弾数 | 6+1発 |
| 作動方式 | ブローフォワード |
| 全長 | 10.88インチ (27.6cm) |
| 発射速度 | 60発/分 |
| 銃口初速 | 極めて遅いが、その後1250ft/s (381m/s)程度まで加速 |
| 有効射程 | 55ヤード (50m) |
| 歴史 | |
| バリエーション | Mark I、Mark II |
ジャイロジェット・ピストル(Gyrojet pistol)は、1960年代初めにアメリカのMBA社が開発した世界初のロケット弾用拳銃(拳銃というよりロケットランチャー)である。
目次 |
[編集] 概要
名前はジェットだが発射される弾体は固体ロケットであり、尾部に3個の噴射口を持ち回転するように飛ぶためこう名づけられたと思われる。発射の際も弾体が飛行する際も拳銃ほど大きな音を出さず、さらに弾体が徐々に加速する性質から低反動あるいは無反動であり、それでいて命中すれば大きな威力があるということで発売直後は話題を集めた。しかし適正距離以降からの命中精度があまりに悪く、また専用のロケット弾が高価すぎて次第に市場から姿を消した銃である。後継機も考えられていたようで、一応本銃はジャイロジェットピストルMk.I(Iはローマ数字の1)が正式名称である。また、同様のロケット弾を用いるジェイロジェット・カービンやジャイロジェット軽機関銃なども構想されていた。 前述の欠点から22口径の通常弾も薬きょうにアダプターを装着することで装填できるリボルバー型の「22ジェットマグナム」という拳銃もあった。
通常の拳銃に似せてあるが基本的には超小型のロケット砲なので、構造はきわめて単純である。プレス製造のフレームはあちこちに丸い穴が空いており(軽量化以上の意味があるのか不明)、「踏めば潰れる」と言われるほど剛性のない造りをしている。一応バレルは存在するが、厚さ1mm程のアルミ製で弾体の自転により弾道を安定させるために滑腔砲身である。ハンマーはトリガーの真上にあり、ロケット弾の先端を叩くようになっている。この衝撃でロケット弾の尾部が固定のファイアリングピンにぶつかり着火、ハンマーを押しのけてバレルから発射される。この際にハンマーはコックされ次弾がマガジンからせり出すという仕組みになっている。スライド状のパーツが銃の上にあるが、これは不発弾などを取り除くためのカバーであり撃発時には動かない。ロケット弾が加速する性質上、目標の距離が近いほど運動エネルギーが低くなっていき、至近距離では威力の低下があまりにもひどく、前述の命中距離の幅が狭いこともあり、玩具の域を脱していなかった。
おそらく最初で最後の、片手で撃てるランチャーと思われる。特異な銃であったので007シリーズに登場している。
[編集] 登場作品
[編集] 映画・テレビドラマ
- タイガー田中(丹波哲郎)が使用。
- ロボット悪用を企んだ黒幕の科学者が使用
[編集] 漫画・アニメ
- 両津勘吉が使用。初速の低さからロッカーに跳ね返される描写がある。
[編集] ゲーム
- Cyberpunk 2020 (テーブルトークRPG)
- Thing-Thing Arena (オンラインシューティングゲーム)
- ポリスノーツ(アドベンチャーゲーム)
- ジャイロジェットピストル自体は登場しないが、同様の発射機構を持つ「無反動銃(リフトガン)」が登場する。
[編集] 小説
- 大田沙織が使用。