シャンゴ

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シャンゴの像

シャンゴ(Shango)は、ナイジェリアヨルバ族に伝わる神である。 を司っており、かつては人間であった。その象徴は両刃の斧とされる。

シャンゴは元々、ヨルバ族の諸国の中でも最強最大のオヨ王国の第3代国王であった(en:List of rulers of the Yoruba state of Oyo)。医師であり、百戦錬磨の戦士で、オヨ王国の版図を最大に広げた偉大なであると同時に、暴君でもあった。神となる以前から雷を操れたとされる。

ある時シャンゴは、強大になり過ぎた二人の武将を戦わせ、共倒れさせようと企んだ。だが生き残った方は勢いをかって、王権を奪いに来た。シャンゴは防戦するも、日頃の行いから民の支持を得られず、森に逃げ込んだ末に自殺した。別の話では、雷を操っていた時に誤って妻子を殺してしまい、悔恨の果てに自殺したとされる。

シャンゴの死後、祟りが発生したため、人々はシャンゴの霊をなだめようと神として祀り上げた。そして、自然を統御し、報復的な正義、そして激情を司る神として崇められるようになったという。

参考文献[編集]

  • 『西洋神名事典』 新紀元社、1999年、110頁。

関連項目[編集]