シマノ・2300

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2300グレードで組まれたロードバイクの例

2300は、シマノが作る自転車用部品であり、シマノ 2200の後継モデルとして発売されたロードバイクコンポーネントのグレード名である。後継モデルはClaris

シマノでは自転車用パーツにグレードを設けて販売しているが、ロードバイク用としてデュラエース 7000番台、アルテグラ 6000番台、105 5000番台、ティアグラ 4000番台、SORA 3000番台とグレードが設けられている中で2000番台は最も下位のグレードである[1](単体売りをしない完成車専用コンポーネントとしては、さらに下位にA050が用意されている)。

現在2300グレードは、ロードバイク用に専用設計された前後ディレイラーデュアルコントロールレバークランクで展開されている。そのため、2300グレードでロードバイクをフレームから組み上げるには、2300グレードにはないキャリパーブレーキスプロケット、チェーン、ボトムブラケットなどを他のグレード、対応規格品で補う必要がある。

なお、上位グレードでは各パーツの表面にグレード名の記載がされているが、2300ではSHIMANOとの記載のみである。

リア8段変速であり、shimanoは公的には9段または10段変速である上位モデルとは互換性の面で無いとしているが、実際には9段もしくは10段変速用のスプロケット、チェーンとコントローラーがあれば使うことはできる。

完成車では定価5万円から10万円のものに取り付けられて販売されていることが多い。このパーツがついている完成車は廉価版であり、レース用ロードバイクにはまず使われず、街乗り用のコンフォートモデルと位置づけられていることが多い。

品番はその名の通り2300番台である。

現在は、後継モデルである「Shimano 2400 Claris」が発売されたため、パーツ単体での販売、及び搭載された自転車の販売はされていない。

出典[編集]

  1. ^ [1]

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