コンスタンティン・カヴァルノス

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コンスタンティン・カヴァルノス英語: Constantine Cavarnos1918年 ボストン - 2011年 アリゾナ)は、著作家、哲学者、ビザンティン研究家、正教会の思想家であり修道士[1][2][3]

略歴[編集]

1918年ボストンで生まれる[4]

1948年ハーバード大学の博士課程を卒業し哲学博士号を取得[2][4]タフツ大学ノース・カロライナ大学ホイートン大学などで哲学の教鞭をとり、1956年にはマサチューセッツ州ベルモントにビザンティン・現代ギリシア研究所を設立し、その所長となった[4][5]1978年には、マサチューセッツ州にあるヘレニック大学で、哲学とビザンティン美術の教授となった[4]。また正教会の神学校でも講義を行った[3]イコンの研究をはじめとして、正教会の紹介者の一人として活躍した。多くの著作を遺し、その内容は哲学、神学、歴史など多岐に亘る[4]

視力を失ってから修道請願をして修道士となり、フローレンス (アリゾナ州)Florence, Arizona)にある聖アントニイ修道院に入った。2011年3月3日に同修道院にて永眠[3]

脚注[編集]

日本語訳された著書[編集]

C.(コンスタンティン) カヴァルノス (著)、高橋保行 (訳) 『正教のイコン』教文館 1999年 ISBN 9784764263543

外部リンク[編集]