カミツレモドキ

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カミツレモドキ
ANTHEMIS cotula Köhler.png
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: ローマカミツレ属 Anthemis
: カミツレモドキ A. cotula
学名
Anthemis cotula L.
シノニム

Maruta cotula (L.) DC.
Anthemis psorosperma Ten.
Anthemis ramosa Spreng.

和名
カミツレモドキ
英名
Stinking Chamomile[1]

カミツレモドキ(加密列もどき、学名:Anthemis cotula) は、キク科に分類される植物の一種。ヨーロッパ原産で、日本を含む世界の温帯地域に外来種として定着している。「カツミレモドキ」という表記もまれに見受けられるが誤りである。

分布[編集]

ヨーロッパの広い地域と北アフリカの一部地域を原産地とする[2]

アフリカ、アジア(日本を含む)、南北アメリカ、オセアニアに移入分布する[3]

特徴[編集]

一年生植物。花期は6-9月で、頭状花を茎の先に1つずつ咲かせる。葉は2-3回羽状に深裂し、互生する。

牧草地、道端、荒地、畑などの環境に生育する。

外来種問題[編集]

日本では1931年に神奈川県横浜市で初めて確認され、観賞用・薬用として全国に拡大した[2]

雑草としても問題になるが、異臭を放つため牧草地や農作地に発生すると、乳牛(牛乳)や農作物の商品価値を低下させる[2]。また、人間の皮膚炎の原因ともなり、草刈り時にかぶれたりする[2]。耕起や除草などの管理をしっかり実施すれば、防除は可能である[4]

外来生物法により要注意外来生物に指定されている。

参考文献[編集]

  1. ^ Britten, James; Robert Holland (1886). “Page 84”. A Dictionary of English Plant-names. For the English Dialect Society, Trübner & Ludgate Hill. p. 618 pages. http://books.google.com/books?id=F3YKAAAAIAAJ&pg=PA84&lpg=PA84 2008年6月17日閲覧。. 
  2. ^ a b c d 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』 平凡社2008年4月21日ISBN 978-4-582-54241-7
  3. ^ カミツレモドキ 国立環境研究所 侵入生物DB
  4. ^ 橘雅明・伊藤一幸・渡邊寛明・中山壮一・山口裕文「北東北地域のコムギ作における帰化雑草ハルザキヤマガラシ(Barbarea vulgaris R.Br.),カミツレモドキ(Anthemis cotula L.),イヌカミツレ(Matricaria inodora L.)の出芽時期と防除体系」、『雑草研究』第53巻第4号、2008年、 175-184頁、 doi:10.3719/weed.53.175

外部リンク[編集]

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