エロトマニア
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エロトマニア(英: Erotomania)とは、恋愛において、自分が相手に愛されているものだと曲解する、極度の妄想癖を持った精神病のことである。この症状を分析した精神科医の名前から別名『クレランボー症候群(Clérambault's syndrome)』とも言う。日本語では『恋愛妄想』『被愛妄想』などと訳される。
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概略[編集]
女性色情症(Nymphomania)とは正反対の概念であるにも関わらず、日本語でのエロトマニアという語は色情症や異常性欲の一種だと解釈される場合が多く、混同されやすい。しかしこれはストーカーの原因となる妄想症状の一種で、れっきとした精神病である。この「相手に愛されている」といった確信は元より根拠がない場合が大半で、完全な虚構や妄想である。しかしその確信が揺らぐことはないという。症名はフランスのエスキロール博士によって命名され、クレランボー博士[1]によって研究された。
クレランボー博士によれば、エロトマニアは女性に多い症状とされ、自分が相手に好意を抱いているという自覚すらないものがある(この場合、相手こそが自分に対して好意を抱いているという妄想)。ストーカー行為に及んでも罪悪感や自覚意識がほとんどないのが特徴という。
さらにこの症状は、相手が自分に対して拒否・嫌悪・逃避するような行動を取ると、『第三者による妨害』や『愛ゆえの逃避』『嫌がらせ(好き避け)』や『毛嫌いする行動を取ることで自分を試している』などといった過大解釈をするようになり、ますます相手に対する行動が悪化してしまう。男性がこの症状になった場合、フラストレーションから暴力的な行為に走りやすい。
エロトマニアを題材としたフィクション作品[編集]
- 愛の続き(イアン・マキューアン)
- Jの悲劇(愛の続きを映画化した作品)
- クリミナルマインド(シーズン1第5話)
- ロー&オーダー(シーズン3第17話)
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 細江達郎『図解雑学 犯罪心理学』2001年、ナツメ社、ISBN 4816329641、172ページ