エルカン・バゴット

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エルカン・バゴット
名前
本名 エルカン・ウィリアム・ティオ・バゴット
ラテン文字 Elkan Baggott
基本情報
国籍 インドネシアの旗 インドネシア
イングランドの旗 イングランド
タイ王国の旗 タイ
生年月日 (2002-10-23) 2002年10月23日（21歳）
出身地 バンコク
身長 196cm
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 イプスウィッチ・タウンFC
ポジション DF(CB)
背番号 26
利き足 左足
ユース
2016-2020 イングランドの旗 イプスウィッチ・タウン
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2020- イングランドの旗 イプスウィッチ・タウン 2 (0)
2021 →イングランドの旗 キングズ・リン・タウン(loan) 7 (0)
2022-2023 →イングランドの旗 ジリンガム(loan) 19 (2)
2023 →イングランドの旗 チェルトナム・タウン(loan) 1 (0)
代表歴2
2020  インドネシア U-19 2 (0)
2023-  インドネシア U-23 2 (1)
2021-  インドネシア 22 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月1日現在。
2. 2024年1月18日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

エルカン・ウィリアム・ティオ・バゴット（Elkan William Tio Baggott、2002年10月23日 - ）は、タイ王国・バンコク生まれのサッカー選手。インドネシア代表。ポジションはDF。

クラブ歴[編集]

ジャカルタのサッカースクールでサッカーを始めたが、2011年にイングランドに移った[1]。

2016年にイプスウィッチ・タウンFCの下部組織に加入し、2019年に2年のスカラーシップ契約を締結した[2]。2020年10月6日にEFLトロフィーで選手初出場を記録した[1]。2021年1月28日に2年半+1年のプロ契約を締結した[3]。

同年3月22日にシーズン終了迄の契約でナショナルリーグ所属のキングズ・リン・タウンFCに期限付き移籍した[4][5]。翌日の試合でフル出場し移籍後初出場となった[6]。

2021年夏にイプスウィッチ・タウンに復帰するものの出番はなかなか訪れず、2022年4月16日にフットボールリーグ1の試合に出場してインドネシア人選手としては史上初めてイングランドプロリーグで出場した選手となった[7]。同年6月に新たに3年契約を締結した[8]。

同年7月8日にフットボールリーグ2所属のジリンガムFCに1シーズンの期限付き移籍となった[9]。同月30日の試合で移籍後初出場を記録した[10]。10月15日の試合で得点を記録したことによって、インドネシア人として初めてイングランドプロリーグで得点した人物となった[11]。

2023年1月にジリンガムへの期限付き移籍が打ち切られ、フットボールリーグ1所属のチェルトナム・タウンFCに半年の期限付き移籍をした[12]。

同年夏にイプスウィッチ・タウンに再復帰し、11月1日にEFLカップで得点を記録、同大会史上初のインドネシア人得点者となった[13]。

代表歴[編集]

一貫してインドネシア代表として出場している。

年代別代表では2020年10月11日に行われた北マケドニア代表との親善試合でU-19代表としてはっつ出場を記録した[14][15]。

2021年5月にA代表から初招集をされたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で辞退した[16]。その後も同じ理由での辞退を繰り返したため、インドネシアサッカー協会会長のモハマド・イリアワンは、彼はインドネシア代表でプレーすることを拒否したと述べた[17]。これに対して彼はCOVID-19の蔓延状況が悪いから辞退していたのであって、次回は必ず応じると述べ、数日後に代表の招集を受けた[18][19]。同年11月16日に行われたアフガニスタン代表との親善試合に先発出場し代表初出場となったが、68分に頭部の負傷によってヴィクター・イグボネフォに交代となった[20]。同年12月19日に行われた2020 AFFスズキカップのマレーシア代表戦で代表初得点を記録した[21]。その後2022 AFF三菱電機カップの際にも代表に招集されたが、所属するジリンガムがリーグ最下位で且つ、時期が英国で一番試合の多い年末年始であったために辞退した[22]。

2023年8月29日に、U-23代表から初招集を受け、9月9日のAFC U23アジアカップ2024予選・台湾代表戦で同年代初出場を記録した[23]。

同年12月にAFCアジアカップ2023のメンバーに選出された。

私生活[編集]

父がイングランド人で、母が中国系インドネシア人である[24][25]。

参考文献[編集]

  1. ^ a b Warren, Andy (2020年10月7日). “Baggott is a new name for Ipswich fans... but the Indonesia youngster is already a social media hit tracked by thousands” (英語). East Anglian Daily Times. https://www.eadt.co.uk/sport/elkan-baggott-is-a-big-name-in-indonesia-football-1-6872256 2020年10月7日閲覧。 
  2. ^ Watson, Stuart (2019年4月3日). “A new Polish keeper, Cameron Stewart 2.0 and an 'Asian Star' – meet Town's latest scholars” (英語). East Anglian Daily Times. https://www.eadt.co.uk/sport/ipswich-town-s-13-scholars-for-2019-in-profile-1-5973679 2020年10月7日閲覧。 
  3. ^ “Elkan Pens First Pro Deal” (英語). Ipswich Town F.C.. (2021年1月28日). https://www.itfc.co.uk/news/2021/january/elkan-baggott-signs-first-professional-contract/ 2021年1月28日閲覧。 
  4. ^ Warren, Andy (2021年3月22日). “Town defender Baggott joins King's Lynn on loan” (英語). https://www.eadt.co.uk/sport/ipswich-town/elkan-baggott-loan-to-kings-lynn-7843336 2021年3月22日閲覧。 
  5. ^ “Baggott Joins King's Lynn on Loan”. Ipswich Town FC (2021年3月22日). 2021年3月22日閲覧。
  6. ^ Lakey, Chrus (2021年3月23日). “Jackson out of luck on another tough night for Lynn” (英語). Eastern Daily Press. https://www.edp24.co.uk/sport/altrincham-v-kings-lynn-town-7847046 2022年9月2日閲覧。 
  7. ^ “Elkan Baggott Main dari Menit Pertama, Ipswich Town Kalah dari Rotherham”. https://bola.okezone.com/read/2022/04/16/45/2580129/elkan-baggott-main-dari-menit-pertama-ipswich-town-kalah-dari-rotherham 
  8. ^ “ELKAN PENS NEW DEAL”. www.itfc.co.uk (2022年6月16日). 2022年6月16日閲覧。
  9. ^ “Gills clinch loan signing of Elkan Baggott”. www.gillinghamfootballclub.com (2022年7月8日). 2022年7月9日閲覧。
  10. ^ “AFC Wimbledon 2-0 Gillingham” (英語). BBC Sport. (2022年7月30日). https://www.bbc.com/sport/football/62275055 2022年9月2日閲覧。 
  11. ^ “Jadi Penyelamat dari Kekalahan, Pelatih Gillingham Sanjung Performa Elkan Baggott” (Indonesian). www.indosport.com. 2022年11月4日閲覧。
  12. ^ “Baggott joins the Robins until end of the season”. www.ctfc.com (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
  13. ^ “Gol Elkan Baggott Tak Mampu Selamatkan Ipswich Town” (インドネシア語). (2023年11月2日). https://www.goal.com/id/berita/gol-elkan-baggott-tak-mampu-selamatkan-ipswich-town/bltee2611c121587285 
  14. ^ Septiana, Wahyu (2020年10月2日). “Dapat Izin Ipswich Town, Hari Ini Elkan Baggott Bergabung dengan Timnas Indonesia U19 di Kroasia” (インドネシア語). wartakota.tribunnews.com. 2020年10月7日閲覧。
  15. ^ “Baggott Wins First Indonesia U19s Cap”. TWTD. (2020年10月11日). https://www.twtd.co.uk/ipswich-town-news/38912/baggott-wins-first-indonesia-u19s-cap 2020年10月11日閲覧。 
  16. ^ “PSSI Benarkan Elkan Baggott Yang Tolak Gabung Timnas Indonesia”. https://kumparan.com/kumparanbola/pssi-benarkan-elkan-baggott-yang-tolak-gabung-timnas-indonesia-1vnj2gTNfAZ 2021年10月26日閲覧。 
  17. ^ “Iwan Bule: Elkan Baggott Tidak Mau Membela Timnas Indonesia”. www.bola.net. 2021年10月26日閲覧。
  18. ^ “Ketum PSSI beri kesempatan Elkan Baggott”. www.pssi.org. 2021年10月26日閲覧。
  19. ^ “Elkan Baggott Bantah Tolak Bela Timnas Indonesia”. www.cnnindonesia.com (2021年10月21日). 2021年10月21日閲覧。
  20. ^ “Elkan Baggot Keluar Timnas Tumbang dari Afghanistan”. www.bolasport.com (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。
  21. ^ Heath, Mark (2021年12月19日). “Watch Town talent Baggott score his first international goal” (英語). East Anglian Daily Times. 2021年12月19日閲覧。
  22. ^ Cawdell, Luke (2022年12月15日). “Baggott spending Christmas with Gillingham after 'a really tough decision'” (英語). Kent Online. 2022年12月17日閲覧。
  23. ^ “Hasil Timnas U23 Indonesia vs China Taipei: Arena Pembantaian 9-0, Garuda Muda Puncaki Grup K” (Indonesian). tribunnews.com. 2023年9月9日閲覧。
  24. ^ “Ingin Direbut Thailand, Ini Alasan Elkan Baggott Pilih Timnas Indonesia” (英語). INDOSPORT.com (2020年8月10日). 2020年10月7日閲覧。
  25. ^ “Elkan Baggott, Bintang Timnas Indonesia yang Besar di Bintaro Tangsel”. tangerangnews.com (2021年12月22日). 2021年12月22日閲覧。

外部リンク[編集]

イプスウィッチ・タウンFC - 現所属メンバー
 
インドネシア代表 - 出場大会
Template:AFCアジアカップ2023 インドネシア代表
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