アロハ (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アロハ
Aloha
監督 キャメロン・クロウ
脚本 キャメロン・クロウ
製作 スコット・ルーディン
キャメロン・クロウ
製作総指揮 イロナ・ハーツバーグ
イーライ・ブッシュ
ベン・ワイスブレン
出演者 ブラッドリー・クーパー
エマ・ストーン
レイチェル・マクアダムス
ビル・マーレイ
ジョン・クラシンスキー
ダニー・マクブライド
アレック・ボールドウィン
音楽 ヨンシー
アレックス・ソマーズ
撮影 エリック・ゴーティエ
編集 ジョー・ハッシング
製作会社 コロンビア ピクチャーズ
リージェンシー・エンタープライズ
ラットパック=デューン・エンターテインメント
スコット・ルーディン・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
世界の旗 20世紀フォックス映画
公開 アメリカ合衆国の旗 2015年5月29日
日本の旗 劇場未公開
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $37,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $21,067,116[1]
世界の旗 $26,250,020[1]
テンプレートを表示

アロハ』(Aloha)は、2015年アメリカ合衆国で公開されたコメディ映画である。監督・脚本はキャメロン・クロウ、主演はブラッドリー・クーパーエマ・ストーンが務める。

あらすじ[編集]

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替(オンデマンド配信版)。

公開[編集]

2015年5月29日に全米公開、日本では劇場公開されず、配信リリースとなった。

評価[編集]

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは167件のレビューで支持率は20%、平均点は4.30/10となった[2]Metacriticでは36件のレビューを基に加重平均値が40/100となった[3]

その他[編集]

白人であるエマ・ストーンが、「ハワイの血が4分の1入り、父親が中国系ハーフ」という設定のアリソンを演じたことは、ホワイトウォッシングだとして非難を浴びた[4]。また、映画の舞台のハワイは、非白人が人口の70%以上を占めるにもかかわらず登場人物の多くが白人である点も批判された[5]

最終的にキャメロン・クロウ監督は「配役に違和感がある、または間違いだと感じているすべての人に心から謝罪する」と謝罪するに至った[6]

2019年のゴールデングローブ賞授賞式で、司会のサンドラ・オーがこれを皮肉り「『クレイジー・リッチ!』は、『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『アロハ』以来初めて、ミュージカル&コメディ部門の作品賞にノミネートされたアジア系アメリカ人制作の映画」とジョークを言った際、笑い出す聴衆の中その場にいたエマ・ストーンが「アイムソーリー」と叫んだ。[7][8]

出典[編集]

  1. ^ a b c Aloha (2015)”. Box Office Mojo. 2021年8月4日閲覧。
  2. ^ "Aloha". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月26日閲覧
  3. ^ "Aloha" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年11月26日閲覧。
  4. ^ Editorial, Reuters. “C・クロウ監督、映画「Aloha」でのエマ・ストーン起用を釈明” (日本語). JP. https://jp.reuters.com/article/crow-stone-idJPKBN0OL0ZI20150605 2018年8月26日閲覧。 
  5. ^ “'Aloha' film attacked for 'white-washing' of Hawaii”. MSNBC. https://www.msnbc.com/msnbc/aloha-film-attacked-white-washing-hawaii-msna608961 2018年8月26日閲覧。 
  6. ^ かおる, 堂本. “(3ページ目)「考えすぎ」「無礼だけど差別というほどでもない」? アカデミー賞騒動で在米日本人が考えた、“アジア系差別”のリアル”. 文春オンライン. 2024年3月17日閲覧。
  7. ^ Acuna, Kirsten. “Sandra Oh called out 'Aloha' for whitewashing during the Golden Globes and Emma Stone yelled 'I'm Sorry' from the audience”. INSIDER. 2019年1月24日閲覧。
  8. ^ エマ・ストーン、生放送中に大声で「ごめんなさい!」とガチ謝罪のワケ【ゴールデン・グローブ2019】 - フロントロウ”. front-row.jp. 2019年1月24日閲覧。

外部リンク[編集]