アトゥイカクラ

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アトゥイカクラまたはアツゥイカクラアイヌ語: Atuy-kakura)は、アイヌに伝わる妖怪

概要[編集]

北海道南西部の内浦湾に棲んでいる巨大なナマコであり川から流れた襯衣が化けたものとされる。流木などを口に吸い付けて海上に浮かび上がり、近づいた漁船などを転覆させるという[1]

脚注[編集]

  1. ^ Atuikakura | Yokai.com” (英語). 2022年10月30日閲覧。

参考文献[編集]

  • 吉田巖「アイヌの妖怪説話 (續)」『人類學雜誌第拾九第十號』日本人類学会、1914年、408頁
  • 朝里樹『日本怪異妖怪事典 北海道』笠間書院、2021年、78頁

関連項目[編集]