アダム・イェーツ

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Adam Yates
アダム・イェーツ
2015ツアー・オブ・アルバータにて
個人情報
本名 Adam Yates
アダム・イェーツ
生年月日 (1992-08-07) 1992年8月7日(31歳)
国籍 イギリスの旗 イギリス
身長 173cm
体重 58kg
チーム情報
所属 UAE チーム・エミレーツ
分野 ロードレース
役割 選手
特徴 クライマー
アマ所属チーム
2013
CC Etupes
プロ所属チーム
2014-2020
2021-2022
2023-
オリカ・グリーンエッジ
イネオス・グレナディアス
UAE チーム・エミレーツ
グランツール最高成績
ジロ・デ・イタリア 総合9位 (2017)
ツール・ド・フランス 総合3位 (2023)
ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合4位 (2021)
主要レース勝利
ツール・ド・ロマンディ (2023)
ボルタ・ア・カタルーニャ (2021)
UAEツアー
・総合優勝(2020)
・区間通算2勝
クラシカ・サンセバスティアン (2015)
ツアー・オブ・ターキー (2014)
ツール・ド・フランス
・ヤングライダー賞 (2016)
・区間1勝
ティレーノ~アドリアティコ 区間優勝
クリテリウム・デュ・ドーフィネ 区間優勝
グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(2023)
最終更新日
2023年9月11日

アダム・イェーツ(Adam Yates、1992年8月7日 - )は、イギリスグレーター・マンチェスターベリー出身の自転車競技ロードレース)選手。UAE チーム・エミレーツ所属。双子の兄サイモン・イェーツも自転車ロードレース選手である。

経歴[編集]

有望な若きクライマーの一人。2015年のUCIランキングは35位と好成績を残した(サイモン・イェーツは36位)。

ワールドツアー初勝利は2015年のクラシカ・センセバスティアン。2016年はより高い頂きを目指す。[1]

2016年 ツール・ド・フランスでの活躍[編集]

2016年シーズンはツール・ド・フランスに出場。

フラム・ルージュに激突[編集]

第7ステージ終盤のアスパン峠でアタックしたイェーツの目的はジュリアン・アラフィリップから新人賞のマイヨ・ブランを奪うこと。集団を振り切る見事な走りを見せていたが、残り1kmを示すフラム・ルージュを吊るしたバルーン・アーチが倒壊。止まれるはずもなくイェーツは落車して顎を負傷。フィニッシュもアラフィリップから遅れたが、救済措置が発動[2][3]し、ステージ73位から6位へ。この結果アラフィリップを1秒差でかわしてマイヨ・ブランを獲得した。第19ステージのビザンヌの上りで走行違反があった[4]とされ10秒のペナルティを課されるが、最終的に総合4位となり、マイヨ・ブランを獲得した。 因みにこの事件を理由に、2017年からフラム・ルージュは空気で膨らますバルーン・アーチとは違うタイプのものとなった。

2017年シーズン[編集]

2017年、グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナートで二度目の優勝[5]ジロ・デ・イタリアではボブ・ユンゲルスと新人賞、マリア・ビアンカ争いを展開。最終ステージの個人タイムトライアルでユンゲルスに逆転を許してしまい新人賞獲得とはならなかった。

主な戦歴[編集]

2014年[編集]

2015年[編集]

2016年[編集]

2017年[編集]

2018年[編集]

2019年[編集]

2020年[編集]

2021年[編集]

2022年[編集]

2023年[編集]

2024年[編集]

グランツールの総合成績[編集]

グランツール 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
ジロ・デ・イタリア 9
ツール・ド・フランス 50 4 29 29 9 9 3
ブエルタ・ア・エスパーニャ 82 34 45 4

脚注[編集]

  1. ^ http://www.greenedgecycling.com/team/adam-yates
  2. ^ アクシデント発生前のラスト3km地点における選手間のタイム差が適用された
  3. ^ CYCLE SPORTS 2016年10月号 特別付録 2016 ツール・ド・フランスのすべて
  4. ^ チームメートに手を掴んでもらい加速した
  5. ^ GPインダストリア&アルティジアナート 山岳で抜け出した6名が逃げ切り アダム・イェーツがトスカーナのワンデーレースで勝利

外部リンク[編集]