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*(編著)日本産魚類検索 全種の同定 第二版、[[学校法人東海大学出版会|東海大学出版会]]、2000年12月
*(編著)日本産魚類検索 全種の同定 第二版、[[学校法人東海大学出版会|東海大学出版会]]、2000年12月
*(共著)日本産魚類全種の学名: 語源と解説、東海大学出版会、2015年4月
*(共著)日本産魚類全種の学名: 語源と解説、東海大学出版会、2015年4月

== 主な論文 ==
* 中坊徹次, 岩田明久、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.26.89 沖縄より得られた日本初記録のタンザクテグリ (新称), Anaona tentaculata]」 『魚類学雑誌』 1979-1980年 26巻 1号 p.89-93, {{doi|10.11369/jji1950.26.89}}, 日本魚類学会
* 中坊徹次、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.26.231 西部インド洋から得たネズッポ属魚類の1新種と2稀種]」 『魚類学雑誌』 1979-1980年 26巻 3号 p.231-237, {{doi|10.11369/jji1950.26.231}}, 日本魚類学会
* 中坊徹次, 山本栄一、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.26.325 九州-パラオ海嶺より得られたイナカヌメリ科の1新種Centrodraco otohime, オトヒメヌメリ]」 『魚類学雑誌』 1979-1980年 26巻 4号 p.325-328, {{doi|10.11369/jji1950.26.325}}, 日本魚類学会
* 中坊徹次。「[https://doi.org/10.11369/jji1950.28.355 イナカヌメリ科魚類の分類学的再検討]」 『魚類学雑誌』 1981-1982年 28巻 4号 p.355-367, {{doi|10.11369/jji1950.28.355}},
* 中坊徹次, 田祥麟、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.32.447 韓国初記録のセトヌメリ (ネズッポ科)]」 『魚類学雑誌』 1985-1986年 32巻 4号 p.447-449, {{doi|10.11369/jji1950.32.447}}, 日本魚類学会
* 中坊徹次, 岩田明久, 池田祐二、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.39.103 日本初記録のネズッポ科ミナミコブヌメリ]」 『魚類学雑誌』 1992-1993年 39巻 1号 p.103-106, {{doi|10.11369/jji1950.39.103}}, 日本魚類学会
* 坂井恵一, 中坊徹次、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.42.61 イスズミの分類学的再検討]」 『魚類学雑誌』 1995年 42巻 1号 p.61-70, {{doi|10.11369/jji1950.42.61}}
* 池田祐二, 中坊徹次, 平松亘、「[https://doi.org/10.11369/jji1950.42.303 ヒレナガハゼの再記載と新模式標本の指定]」 『魚類学雑誌』 1995年 42巻 3-4号 p.303-310, {{doi|10.11369/jji1950.42.303}}, 日本魚類学会
* 中坊徹次、「[https://doi.org/10.19004/taxa.30.0_31 クニマスについて : 秋田県田沢湖での絶滅から70年]」 『タクサ:日本動物分類学会誌』 2011年 30巻 p.31-54, {{doi|10.19004/taxa.30.0_31}}, 日本動物分類学会
* 中坊徹次、「[https://doi.org/10.2331/suisan.77.469 クニマス ''Oncorhynchus kawamurae'' -絶滅から復活,そして今後-]」 『日本水産学会誌』 2011年 77巻 3号 p.469-472, {{doi|10.2331/suisan.77.469}}, 日本水産学会
* 明仁, 藍澤正宏, 池田祐二, 岸田宗範, 林公義, 中山耕至, 中坊徹次、「[https://doi.org/10.11369/jji.18-044 【原著論文】京都御苑の仙洞御所の池に生息するビワヨシノボリ''Rhinogobius biwaensis''とシマヒレヨシノボリ''Rhinogobius'' sp. BFの野外交雑個体]」 『魚類学雑誌』 2019年 66巻 1号 p.53-62, {{doi|10.11369/jji.18-044}}, 日本魚類学会


== 出典・脚注 ==
== 出典・脚注 ==

2019年9月21日 (土) 03:12時点における版

中坊 徹次(なかぼう てつじ、1949年11月8日 - )は、日本魚類学者京都大学名誉教授[1]

人物・来歴

1949年京都府生まれ[1]1973年3月、京都大学農学部水産学科卒業[1][2]1981年、「A revision and systematics of the dragonets (Pisces : Callionymidae)(ネズッポ科魚類の系統分類学的研究)」により、京都大学から農学博士を取得[3]

京都大学農学部水産学科助教授を経て、1997年4月に京都大学総合博物館教授[2]。その後、京都大学大学院農学研究科教授を兼任。魚類系統分類学を専攻。系統分析だけでなく、学名の再検討、新種の記載命名など分類学の基礎的な研究を行っている。 同館館長等を歴任し、2015年より京都大学名誉教授[1]

絶滅したとされていたクニマス西湖での発見者として知られる。さかなクンにクニマスのイラストの執筆を依頼したところ、さかなクンはイラストの参考のためにヒメマスを取り寄せた。このとき、西湖から届いたものの中にクニマスに似た特徴をもつ個体があったため、中坊に「クニマスではないか」と指摘、中坊が研究して再発見に至った[4]

この功績に対し、学習院出身で魚類学者でもある明仁天皇から、天皇誕生日の会見で先述のさかなクンと共に名前を取り上げられている[5]

主な著書

  • (編著)日本産魚類検索 全種の同定 第二版、東海大学出版会、2000年12月
  • (共著)日本産魚類全種の学名: 語源と解説、東海大学出版会、2015年4月

主な論文

出典・脚注