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可視光と近赤外線についてのルビーの透過率。緑から青にかけて2つの幅広い吸光帯があり、694nm という波長にも狭い吸光帯がある。後者はルビーレーザーの波長である。
透過率(とうかりつ、英語: transmittance)または透過度(とうかど)とは、光学および分光法において、特定の波長の入射光が試料を通過する割合である。
![{\displaystyle {\mathcal {T}}={I \over I_{0}}}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/d779598c1788e049373bac58e7f5aa96b13348ae)
ここで、
は入射光の放射発散度、I は試料を通過した光の放射発散度である。試料の透過率は百分率で示すこともある。
透過率は吸光度 A と次の関係にある。
![{\displaystyle A=-\log _{10}{\mathcal {T}}\ =-\log _{10}\left({I \over I_{0}}\right)}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/c863ef46ee353050b926e64c30a1271921fb6ba7)
ただし,透過率は表面における反射も含める(後に記す外部透過率)のに対し,吸光度は反射の影響を取り除いて吸収による透過率の減衰(後に記す内部透過率)のみを考えることが多い。
ランベルト・ベールの法則から、透過率は次のようにも表せる。
![{\displaystyle {\mathcal {T}}=e^{-\alpha \,x}}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/74f1ca265171ec81b2b5818ec877f17e19a6ffd0)
ここで
は吸収係数、
は経路長である。
光学材料では、表面(界面)で光が反射されるため、素材自体の透過率のことを内部透過率、界面をふくめた全体の透過率を外部透過率と呼ぶ。
参考文献[編集]
関連項目[編集]