送仏偈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

送仏偈(そうぶつげ)は、勤行 (浄土宗)を本国に送るための偈文である。最後に五体投地がなされる場合もある。

偈文[編集]

請仏膸縁還本国(しょうぶつずいえんげんぽんごく)

普散香華心送仏(ふさんこうけしんそうぶつ)

願仏慈心遙護念(がんぶつじしんようごねん)

同生相勧尽須来(どうしょうそうかんじんしゅらい)

偈文の訳(和文)[編集]

請(しょう)じたてまつる仏(ほとけえん)にしたがって本国に還りたまえ

あまねく香華(こうげ)を散じてに仏を送りたてまつる

願くは仏の慈心(じしん)遙かに護念し

同生(どうしょう)相勧(あいすすむ)須(すべからく)尽(ことごとく)来たるべし

関連項目[編集]