賀茂神社 (かほく市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
賀茂神社
所在地 石川県かほく市横山リ119-1
位置 北緯36度44分43.8秒 東経136度43分21.9秒 / 北緯36.745500度 東経136.722750度 / 36.745500; 136.722750 (賀茂神社 (かほく市))座標: 北緯36度44分43.8秒 東経136度43分21.9秒 / 北緯36.745500度 東経136.722750度 / 36.745500; 136.722750 (賀茂神社 (かほく市))
主祭神 賀茂別雷神・貴布禰神・天照大神
社格 式内社 (小)、県社
創建 不詳
例祭 6月5日
地図
賀茂神社の位置(石川県内)
賀茂神社
賀茂神社
テンプレートを表示

賀茂神社(かもじんじゃ)は、石川県かほく市横山にある神社

概要[編集]

祭神は、加茂別雷神・貴布禰神・天照大神[1]

正月などには近隣から多くの人々が参拝に訪れている[2]

歴史[編集]

創建年は不詳だが、継体天皇14年(520年)頃に御所村(現在の金沢市御所町)に遷座し、その後2度の遷座を経て、大同元年(806年)に近隣の鉢伏に遷座、翌年の大同2年(807年)に現在の横山の地に鎮座したものと伝えられる。平安時代後期頃から京都の賀茂別雷神社の直轄の荘園として、金津荘を束ねていた[2]

天正12年(1584年)の末守城の戦いでは、末森で敗れた佐々成政の軍勢が越中へと退却する途中、前田軍の伏兵を恐れて神社の社叢に火を放ち、多くの宝物や古文書が焼失した[2]が、万治元年(1658年)に本殿・拝殿を再建[1]

明治5年(1872年)に郷社、明治14年(1881年)に県社に列せられ、昭和6年(1931年)に北陸鎮座1400年祭を執り行った[1]

昭和61年(1986年)12月、神社の社叢がかほく市(当時は宇ノ気町)の指定文化財(天然記念物)に指定された[3]

参考文献[編集]

  • 境内の石版『加茂大宮由来』著者 金津彰泰 (設置年 昭和55年)
  • 『石川県神社誌』編集 石川県神社庁(発行 石川県神社庁 昭和51年10月26日)
  • 『加能郷土辞彙』著作 日置謙(発行 北国新聞社 昭和31年8月1日)


脚注[編集]

  1. ^ a b c 賀茂神社”. 石川県神社庁. 2023年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c 賀茂神社”. かほく市ホームページ. かほく市 (2021年8月17日). 2023年11月25日閲覧。
  3. ^ かほく市内の指定文化財一覧”. かほく市ホームページ. かほく市 (2021年8月17日). 2023年11月25日閲覧。